ミラノサローネ特集 さまざまな企業やデザイナーの出展情報や見どころを紹介
KARIMOKU NEW STANDARD
カリモク ニュー スタンダードのコレクション展示と、食と本をテーマにしたラウンジ空間「キッチンライブラリー」
2013/05/29
JDN編集部
国内外で活躍する気鋭のデザイナーとのコラボレーションにより、さまざまなプロダクトを生みだす「KARIMOKU NEW STANDARD(カリモク ニュー スタンダード)」のサローネ出展は今年で4度目。ロッサーナ・オルランディでのコレクション展示と、ランブラーテ地区のスタジオで展開したキッチンライブラリーの様子をレポートする。
A NEW STANDARD IN JAPANESE FURNITURE MAKING
今年は多くのバイヤーやメディア関係者が集まる「Spazio Rossana Orlandi(ロッサーナ・オルランディ)」を会場に、カリモク ニュー スタンダードのコレクションをほぼ一堂に展示。
昨年発表したプロトタイプも、開発を重ねてついに製品化。ヨーロッパでの販売が決まったアイテムを中心に、これまでのコレクションと合わせてプレゼンテーションを行った。
会場:Spazio Rossana Orlandi
KITCHEN LIBRARY
ミラノの中心より少し北にあるランブラーテ地区は、若手のデザイナーを中心に話題のエキシビションが多数行われる注目のエリア。会場は、食をテーマに活動を行っている女性ばかりのデザインユニット、アラベスキ・ディ・ラッテのスタジオ。
天井が高く、オープンキッチンを配した心地よい空間に、サローネ期間中カリモク ニュー スタンダードの家具がスタイリングされ、アート・デザイン関連の出版社Fortino Editionsがセレクトした書籍が並ぶ「キッチンライブラリー」が誕生した。
来場者はおしゃべりをしたり、お茶を飲んだり、本のページをめくりながら、いつのまにか家具に腰掛けたりできる、リラックスしたラウンジ空間を楽しんだ。4度目の出展となるカリモク ニュー スタンダードの展示は、ミラノサローネ期間の楽しみの一つとして定着しつつあるようだ。
会場:Arabeschi di Latte Studio
KARIMOKU NEW STANDARD
創業以来70年の歴史を誇る日本の木製家具トップメーカー「カリモク家具」が、国内外の若手気鋭デザイナーたちのアイデアを結集して2009年にスタートしたブランド「KARIMOKU NEW STANDARD」。コンセプトは一過性の流行やステイタスで終わらない、日常の暮らしに溶け込む「スモールオブジェクト」。多様化するライフスタイルに応えるフレキシビリティと機能を兼ね備えた新しいプロダクトに、世界中から関心が集まっている。