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速報|キヤノン「NEOREAL IN THE FOREST」

速報|キヤノン NEOREAL IN THE FOREST

NEOREAL IN THE FOREST 総合プロデューサー桐山登士樹による現地レポート

2012/04/18

レポーター:桐山登士樹

「誰もが感動する 新たなデジタルイメージングの世界」映像表現の可能性への挑戦

20世紀の人類の開発はあらゆる可能性を現実のものとして来ました。豊かで便利な社会は、私たちに快適な生活と距離、時間を越えた世界観を創り上げました。素晴らしい人類の歴史です。

「NEOREAL」は2008年からスタートした新たな感動シーンへのチャレンジであり、キヤノンのデザイン及び製品のプレゼンテーションです。私の役割はオーケストラの監督や指揮者の様に企画し、キャスティングし、作品のイメージを伝え、修正し、皆さんに最高の状態で見ていただくことです。この半年間の葛藤を昨日メディアの皆さんにいち早くご覧いただき、嬉しい評価をいただきました。最も嬉しいコメントは「昨年も最高だったのに今年も更に挑戦している」という評価です。私たちは甘んずる事なく次の可能性に向けてチャレンジャーでいたい、妥協はしないという思いで望んでいます。

「Spring」 中村竜治+ 志村信
「Spring」 中村竜治 + 志村信裕
中村竜治新作ベンチ「すいれん」
中村竜治新作ベンチ「すいれん」

今回依頼した建築家の中村竜治さん、ファッションデザイナーのミントデザインズさん、アーティストの志村信裕さん、写真家の大木大輔さん、音楽家の畑中正人さん、会場構成の森ひかるさん、そしてキヤノン総合デザインセンターの選抜チームとは、約6ヶ月間会話を重ねてきました。また、スカイプで何度も会議を行いました。目的を同じくするプロ達のエネルギーは日増しに高まり本番ギリギリまで続きました。

今回の『NEOREAL IN THE FOREST』は生命をテーマとしています。森に生息するまた森と共に生きるすべての生命の尊厳をベースに大胆で繊細な情緒的な表現を模索してきました。

「Fall in Pop」ミントデザインズ+ 志村信裕、遠藤豊
「Fall in Pop」ミントデザインズ+ 志村信裕、遠藤豊

トルトーナ地区は新しい街づくりがスタートしています。そして、この街にキヤノンNEOREAL は刺激を与えています。昨年の展開は、この街に新たな映像の取り組みの必要性を促しました。ここでは書けませんがビックリする様な提案もありました。私たち人類の歴史がモノからコトヘ確実に変化している表れです。諄い様ですがモノが幾ら並べられても過去の名作を越えるのは大変です。しかし、新たな可能性を感じる空間やマテリアルやテクノロジーを無視する事は出来ません。デザインはもっと戦略的になるべきターニングポイントに差し掛かっています。

「Super Nature」キヤノン総合デザインセンターチーム + 大木大輔
「Super Nature」キヤノン総合デザインセンターチーム + 大木大輔
左から志村、勝井、中村、八木、大木の各氏
左から志村、勝井、中村、八木、大木の各氏
キヤノン NEOREAL IN THE FOREST 開催概要
キヤノン NEOREAL IN THE FOREST 開催概要

開催期間:2012年4月17日(火)~22日(日)10:00~21:00
参加クリエイター:
中村竜治(建築家)
ミントデザインズ(ファッションデザイナー)
志村信裕(映像アーティスト)
森 ひかる(会場設計)

会場:スーパースタジオ・ピュー 内 アートポイント
住所:Via Tortona 27, Milan(トルトーナ地区)
公式サイト:http://canon.jp/milano2012/exhibition/
キヤノン NEOREAL IN THE FOREST

Profile

桐山登士樹

桐山登士樹/デザインキュレーター

デザインマーケティング、ブランドプロデュース、建築デザイン展のキュレーションおよび運営を行う株式会社TRUNK 代表、デザインディレクター。主なブランド開発、デザイン開発、施設開発には、「パークアクシス青山一丁目タワー」(07 年G マーク)「EGG FORM」(03 年G マーク)「DESUS」「Benedetto」「ireco」「BITOWA」「YCS デザインライブラリー(15 年間横浜で運営)」など。
http://www.trunk-design.jp/