レポート イベント、アートフェス、見本市、新店舗など、編集部目線でレポート
フランクフルトで開催、季節の装飾とフェスティバル用品の見本市「クリスマスワールド」
2016年1月29日から2月2日まで開催
2015/10/07
JDN編集部
今年も残すところあと2ヵ月。そろそろサンタクロースが荷物の準備を始める時期かもしれない。街やお店、家々が1年の中でいちばん煌めき、華やかなクリスマスを盛り上げてくれるデコレーションやイルミネーション。そんな商材に特化した見本市「Christmasworld(クリスマスワールド)」が、毎年1月末にドイツのフランクフルトで開催されているのをご存知だろうか?
「クリスマスワールド」は1990年から始まった見本市で、毎年クリスマスが終わったわずか1ヵ月後には、次のクリスマストレンドをつくる出展者が世界各地から集結する。26年目を迎える次回は、2016年1月29日から5日間にわたり開催。クリスマス商材を中心に、シーズナルデコレーションとフェスティバルデコレーションという独自の製品領域を持つ国際見本市を以下で紹介する。
■注目はディスプレイの提案をするプレゼンテーションエリア
エリアはChristmas & Advent(クリスマスとキリスト誕生)、Seasonal Decoration & Gift(季節の装飾と贈り物)など、大きく7つに分かれている。造花や花瓶、ガーデン用のデコレーションなど植物に関したエリアでは、次回から季節の生花が初めて展示される予定。また、クリスマス商材にも流行があり、近年の人気色はウィンドウデコレーションやランタンなどによく使用されているブロンズとピンク。傾向として全体的に高級な商品への需要が高まってきているという。
注目はオランダのデザインスタジオ「2dezign」やドイツのデザインスタジオ「ボラ・ヘルケ・パルミザーノ」が手掛ける提案型の特別展示。店舗、ホテル、ショッピングモールなどの空間演出を手掛ける際に参考になる商品が並ぶ。
■2015年は世界42ヵ国から911社が出展
前回は42ヵ国から911の企業や団体が集まり、1年の中で最も目を楽しませるフェスティバルのために最新の製品が披露された。東欧や北欧を含むヨーロッパ全域、ロシアやアメリカ、アジアから出展されており、地域を問わず関心を集めている。毎年、卸売り業者やバイヤー、地方自治体やホテル、イベント関連業者、ショーウィンドウデザイナーなど様々な職種の人たちが足を運んでおり、来場者数は年々増加している。
■クリスマスにとどまらない、様々なシーンに合わせた商品
もともと同イベントはツリーやオーナメントなどクリスマスの商品に特化していたが、近年では季節を問わない商材が増えてきている。「Seasonal Decoration & Gift」のエリアでは、結婚式やバレンタイン、母の日や誕生日、ハロウィーンやバーベキューまで、すべての季節、祝祭、行事に使える商品が並ぶ。また、キャンドルに関しては世界最大規模の市場で、幅広くアイテムを取りそろえている。
ヨーロッパ、特にドイツでは通常11月あたりからクリスマスマーケットが各地で開かれている。その準備である見本市は1年近く前から始まっており、次回も数多くのバイヤーやデザイナーでにぎわうことが予想される。
クリスマスワールド 開催情報
会期 | 2016年1月29日(金)~2月2日(火) |
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会場 | Ludwig-Erhard-Anlage 1, 60327 Frankfurt am Main, Germany |
時間 | 9:00~18:00(最終日は17:00まで) |
入場料 | 1日券 / オンライン購入 20€(当日購入 26€) 2日券 / オンライン購入 30€(当日購入 39€) 通し券 / オンライン購入 42€(当日購入 63€) |
公式HP | http://christmasworld.messefrankfurt.com/ |