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世界で初めて飛行機の機体にペイントし、エミリオ・プッチデザインの制服や、アレキサンダー・ジラルドによるグラフィック制作物など、斬新な手法で広告展開をした伝説の航空会社「ブラニフインターナショナル」。
「THE END OF THE PLAIN PLANE / さよなら退屈な飛行機」というキャッチフレーズは衝撃的で、ジェット族と呼ばれる新しい世代を作り上げるなど一世を風靡しました。
このたび、当時の広告にも登場するエアラインバッグが復刻となり話題を集めています。時代を感じさせる縦型のフォルム。バッグの底面には名前を書き込む欄があるなど、当時のデザインや素材感を大切にしたリデザインモデルです。
ロゴの「BI」は、当時アレキサンダー・ジラルドがデザインしたものをそのまま採用しています。
チャールズ&レイ・イームズ、ジョージ・ネルソンらと並び、戦後のアメリカにおいて最も影響力のあるデザイナーのひとりであるジラルドは、このプロジェクトで、機内食器やアメニティ、貨物に貼るステッカーやタグといった小さなものから、空港のラウンジインテリア、機体のカラーリング、シートのファブリックデザインまで14000種類以上のあらゆるアイテムをデザインしたことでも有名です。
ブランド:BRANIFF INTERNATIONAL(ブラニフインターナショナル)航空
「THE END OF THE PLAIN PLANE / さよなら退屈な飛行機」このキャッチフレーズのもと、広告ディレクターのメアリー・ウエルズの発想や人脈から、エミリオ・プッチ、アレキサンダー・ジラルド、アレキサンダー・カルダーたちのクリエイター達が集結したアメリカの伝説のエアライン(1928年~1982年まで営業)。
当時アメリカで唯一コンコルドを運航し、世界初のペイント飛行機を飛ばし、ジェット族と呼ばれる新しい世代を作り上げることになった航空会社=それがブラニフインターナショナルだ。
ミュージアムのような空港ロビーや機内、ファッションショーを彷彿とさせるデザインのスタッフの制服、世界初の機体へペイントした飛行機など、1960-70年代の最新トレンドを乗せた飛行機として世界中の注目を集めた。時代を経て、ブラニフのモダンなアート・デザインは、今なお多くのファンに支持されている。
デザイナー:Alexander Girard(アレキサンダー・ジラルド)
1907年、ニューヨークでアメリカ人の母とイタリア人の父の間に生まれる。ロンドン・ローマで建築を学び、建築家としてのキャリアを積んだ後、家具やグラフィック、内装デザインなど多岐にわたる活動でその名を世に伝えた。チャールズ&レイ・イームズ、ジョージ・ネルソンらと共に、第二次大戦後のアメリカにおいて、モダンデザインの大衆化に尽力したデザイナーのひとり。1952年、ハーマンミラー社に新設されたテキスタイル部門長に抜擢され、数百点以上のファブリックデザインを手がけている。
BRANIFFエアラインバッグ
カラー | オレンジ/イエロー/ピンク/グリーン/ブルー |
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材質 | 表地:ポリエステル、合成皮革(ポリウレタン) |
サイズ(mm) | W300×H350×D107 |
価格(税込) | 4,725円 |
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