DEL DEL and AQU AQU

2009

10年後の生活スタイルにマッチしたアドバンスデザインのチェストとキャビネットです。生活のための電力に悩まされないために、建物の周り全体をソーラーパネルで覆うことを想定しました。建物は効率良く日光を浴びるためにピラミッド型になり、室内は床よりも天井の方が狭くなります。そのバランスに合わせたプロダクトです。インターネットやSNSの普及により、他人と共有することがこれからの幸せにつながると考えました。1フロアが仕切りのない大きな空間です。光を室内に取り込むためにはキャビネットは窓に沿わせて置かず、室内の真ん中に置かれます。そうすると双方向から物を取り出したくなるでしょう。

根本崇史(プロダクトデザイナー)

根本崇史(プロダクトデザイナー)

日本大学芸術学部デザイン学科在学中にデザイン活動を始める。2004年卒業後、電気メーカーにてデザイナーと新規事業プランナーを8年勤め、留学のため退社。ECAL(スイス州立ローザンヌ美術大学)のマスター・オブ・プロダクトデザインを2014年卒業。在学中にWOOL MARKとのコラボレーション作品「FUBUKI」がデザイン・マイアミ@アート・バーゼルにセレクションされ、展示を行う。サン・テティエンヌ国際デザイン・ビエンナーレ(フランス)への招待展示やミラノ・サローネ、100%DESIGNなど数多くの展示会に出展。現在はプロダクトデザインを中心にブランディング、インスタレーションなどを行う。
http://www.takafuminemoto.com/