第193回辰野しずか(デザイナー)
[桐山登士樹の推薦文]
この一年間に様々なイベントで、辰野しずかさんと接する機会がありエールを送ってきた。辰野さんは、地域(地場産業)で長年ものづくりを行ってきた中小企業にデザインを提供している。紹介写真でも分かるように、一見地味と思われる分野にキラリと光る新たな価値を注入しようとしている。守り、継続してきた頑固な人たちを納得させるのは大変だ。エネルギーが必要となる。その上で地域の良さ生かし、継承し、現代に仕立て直している。その姿は実に清々しい。頑張って欲しい。
Yuzen Clutch Bag(瑞雲柄)
- 2012
- 富宏染工株式会社
Kumihana
- 2013
- 有限会社昇苑くみひも
Iro・Jikan
- 2013
- 富宏染工株式会社
itu
- 2014
- 原絹織物株式会社
BANSHU HAMONO 101 Nigiri Basami
- 2014
- 小野金物卸商業協同組合
BANSHU HAMONO 101 Tachi Basami
- 2014
- 小野金物卸商業協同組合
TENJIN factory のオーダーリネン
- 2014
- 有限会社テンジン
nect
- 2015
- 木本硝子株式会社
エンゲージメント・プロジェクト 結ひも~mus.hi-mo~
- 2015
- 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
辰野しずか(デザイナー)
1983年生まれ。英国のキングストン大学プロダクト&家具科を首席で卒業後、デザイン事務所を経て、2011年「+st」を設立。家具、生活用品、ファッション小物のデザインを中心に、企画からディレクション、付随するグラフィックデザインなど様々な業務を手掛ける。これまでに国内外で多数出展。良いモノづくりがもっと認知され、続いてほしいという想いから、現在は地場産業の仕事に力を入れ「長所を生かしていく、伝えていく、つなげていく」をテーマに製作している。