「かみの重力」展

「かみの重力」展

その存在を意識することがないほど身近にある紙。情報がデジタル化して、パソコンやスマフォがあたり前になった時代だからこそ、手触りや匂いを感じる五感を刺激する紙の力が見直されている。そんな時代に、紙の力を活かして、紙を加工することで、紙の楽しみ方を伝えてきた「かみの工作所」が、今回、あらためて注目したのは、「紙の重さ」だった。

あまりにペラペラなので、紙に重さがあることを忘れがちである。紙業界では紙を斤量で表すことが常識だが、世間では常識ではないようである。紙をたくさん重ねた時には想像以上に重さを感じる。紙の重量。紙の重層。紙の重力。紙の重心。紙の重点。紙の重圧。紙の重大。紙の重要。紙の重責。紙の重役。「紙の重さ」を様々な角度から捉えるとどんな紙製品が生まれるのだろうか。

これまで「かみの工作所」は、工場の技術とデザイナーの発想を重ね合わせて、平面の紙を立体化するおもしろさを提案してきた。10周年の節目に「紙の重さ」を感じながら、10人のデザイナーがあらたな紙の工作に取り組んだ。紙への想いと重いを重ねて、丁重に慎重に紙を加工し印刷することで生まれる紙製品。その「引力」を体感していただきたい。

【関連イベント】
●オープニングレセプション
日時:10月19日(水)19:00~20:30
※本展参加のデザイナー10名によるギャラリートークを予定

●トークイベント「紙の重さとデザイン」
日時:10月20日(木) 開場18:30、開演19:00(終了予定20:30)
場所:シンポジア
定員:先着50名
参加費:無料
※要申込み

開催期間 2016/10/19(水)~2016/11/06(日)
※イベント会期は終了しました
時間 11:00~19:00
休館日 10/31
入場料 詳細は公式ホームページをご覧ください
参加アーティスト 大植亜希子、佐々木 信、スイッチデザイン、田村奈穗、寺田尚樹、野老朝雄、トラフ建築設計事務所、原田祐馬、三澤 遥、三星安澄
会場
  • リビング・モティーフ
  • 東京都港区六本木5−17−1 アクシスビル1階
お問い合わせ 042-526-9215
会場電話番号 03-3587-2784
会場URL https://www.livingmotif.com/
詳細URL http://www.kaminokousakujo.jp/news/2016/09/-paper-attraction.html