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loop
佇んでいるようでもあり、動き出しそうでもあり
個性の強い大胆な形ながら、優雅さもあり、相反する魅力が同居して、記憶に残る木の椅子です。
まず目につくのが脚。横から見ると丸みある平行四辺形なのですが、前に角のように短い脚が張り出していて、4点で接地し全体を支えています。相当な荷重だと思うのですが、踏ん張るでもなく、つま先立ちが軽やかです。
シートの位置と比べると、バックレストは少し後ろに下がっていて、そのせいか奥行が感じられます。さらに上に向かってすぼまっているので、遠近感が強調される印象。
バックレストの下部は抜いてあり、座ってみると腰も背中も馴染みます。
フレームはビーチ材(ブナ)の合板。シートとバックレストはビーチ材、ファブリック、レザーから仕上げを選択でき、それぞれアームレストの有無、といったバリエーションがあります。色は黒、クリアー、チェリー、ヴェンゲ(深い茶色)、アメリカンウォルナットの5色。
デザイナーは、山形を拠点とする鈴木一司。
冬の厳しさや、積もった雪が強風で鋭角になる様子に触発されたというハードな印象と、成形と削り出しによって描かれる有機的な曲線、という異なる魅力が一体になっています。
メーカーは、イタリアの高級家具チェコッティ社を扱う日本のバンリ。
「loop」開発には、3年位かけてディティールをつめたそうで、なるほど、という感じです。バンリによる「LE STANZE」という家具シリーズの一つで、鈴木は他に「wave」という、こちらもバックレストを支える曲線が面白い柔らかい印象の椅子と、テーブルのシリーズで「calm」と「cape」を手がけています。
update
06/08/16
関連サイト
┃
LE STANZE
→
http://www.lestanze.jp
┃
ceccotti collezioni
→
http://www.ceccotti.jp
┃
JDN /ニッポンの家具デザイン /07 LE STANZE ─ A House Is Not A Home ─
→
http://www.japandesign.ne.jp/HTM/REPORT/nippon_kagu/07/
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2006/08/02
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2006/07/26
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