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TOMBO ZOOM 707
20年たって、別な見え方もしてくる80年代風味
ボールペンを分解すると、インクが充填された軸と、名前の由来であるボールがついた先端が現れる。そのままだと細すぎて握りにくいし、書きにくいのだが、一応は紙にインクを乗せることはできる。
「ZOOM 707」を初めて見ると、そのあまりの細さに、使えるのかなと思ってしまっても不思議はないでしょう。ただ、実際に握ってみると、グリップ部分のラバーが指に適度な太さで、これはこれでなかなか快適。
1987年のデザイン。極細の軸、きりたんぽのように太く巻き付いたグリップのラバー、軸のクリップとノックの先端は球で、ノックには伸縮する蛇腹ラバーがついている。
直線、ジグザグ、丸という単純な幾何学模様からは、メンフィス、80年代、という時代も感じてしまうが、20年程経過して、そうした呪縛から解かれた(忘れた)目で見ても、理にかなった面白い形と思える。
ボールペンのミニマムの形状とは何か考えると、冒頭のインクとボールの軸になるのだろうか。そのミニマムさを活かしつつ、太いグリップを付けて使い易すくし、その存在感とバランスを取る為に、クリップやノックでアクセントを付ける。その結果生まれたのが「ZOOM 707」なのかも知れない。
長さ136.1、直径6.5、クリップ含む最大幅9.7mm。10.5g。同じデザインでシャープペンシルもあり、こちらは少し長く138.5mmで8.5g。色は黒/赤、グレー/黒の2種類。
メーカーは日本のトンボ鉛筆。「ZOOM 707」は、その他11の製品と共にデザインコレクションとして紹介されています。
発売の年に、ドイツの国際デザイン賞「The Design Plus Award」受賞、翌年には「red dot design award(当時はHaus Industrieform Essen)」受賞、90年には同じくドイツのバーデン・ヴュルテンベク州国際デザイン賞を受賞と、発売当初から国際的な評価を確立した筆記具です。
update
06/07/05
関連サイト
┃
TOMBOW Design Collections
→
http://www.tombow.com/pen/
┃
The Design Plus Award
→
http://compe.japandesign.ne.jp/report/dplus06/
┃
red dot design award
→
http://compe.japandesign.ne.jp/report/red-p05/
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