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SORAHE
空へと伸びる棚
はじめて見たときは、単にきれいな棚だな、という印象。それほど自然に見える。
4本の支柱に囲まれた6枚の棚板を持つ棚「SORAHE」。バーチ(樺)の合板製。幅900、奥行350、高さ1900mmだが、なぜかサイズよりも高く見える。名前の通り「空へ」と伸びてゆく感じ。
よく見ると、上にいくほど薄く、細く、狭くなっている。
撮影時にあおっていない(上がすぼまるのを補正していない)、のではない。
支柱は、実際に電柱のように先細りしている。棚板の厚みも一番下は40mmだが、一段ごとに5mmずつ薄くなり一番上は15mm。最上部の幅は875mm。
また、先細りであることを除けば、スチール製ではよく見る形状の支柱だが、それが4mmという薄さの合板を曲げてできていることを考えると、よく作ったものだと感心してしまう。
デザイナーは桐本隆士(1973-)。
武蔵野美術大学大学院修了後、イデー、ozone等と共同。2001年、イタリアへ。現地での実務経験を積み、05年に独立。
桐本は、ローマの町並みを歩いていて、レンガ造りの建物の壁が必ず内転び(上の方が内側に傾く)になっていることに気づいた。建築にしても、木にしても、縦に伸びる物は、先が細く狭い。重力の影響から、これが合理的なのだろう。
「人間も自然の一部と見なせば、私たちが作る物も自然の一部である。つまり、人工の物でも、それしか持ち得ない自然美があり、たとえどんな物であれ、その可能性を秘めている」。そびえ立つ樹木が持つ美しさを、棚に重ね合わせた、という。
「SORAHE」は、国際的な家具コンペである旭川のIFDA2005(国際家具デザインフェア 旭川2005)にて、日本人初のゴールドリーフ賞(最優秀)を受賞。コンペ出品時は、 組立に工業用マジックテープを使い簡単に分解できる、という驚きの仕様だった。 試作から協力しているメーベルトーコー社が、現在、製品化に向けて取り組んでいる。
update
06/04/05
関連サイト
┃
JDN/Gallery/桐山セレクション/桐本隆士
→
http://japandesign.ne.jp/HTM/DCG/CURATOR/kirimoto/
┃
株式会社メーベルトーコー
→
http://www.mobeltoko.co.jp
┃
IFDA2005 国際家具デザインフェア旭川2005
→
http://www.asahikawa-kagu.or.jp/ifda/
Dalu Lamp
2006/03/29
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2006/03/22
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2006/03/15
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