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イームズならではのプライウッド使い
「LCW」Lounge Chair Wood/ラウンジ・チェア・ウッド。用途と素材を表した頭文字を並べた名前は、それ自体とても合理的。
デザイナーは、チャールズ・イームズ(Charles Eames 1907-78)とレイ・イームズ(Ray Eames 1912-88)。「LCW」は成型合板を使った名作椅子として、またチャールズ・アンド・レイ・イームズの代表作の一つとしてよく知られます。
合板で有名な椅子には他に、アアルトのパイミオ(1930)、ヤコブセンのアント(蟻んこ 1952)などがあります。同じ成型合板でも年代による技術発展とデザイナーの個性による違いが面白いところです。
1枚の合板を曲げて座面と背面にしたアアルトとヤコブセンに対して、イームズは座面と背面を分離し薄めの合板を腰と背に馴染むように成形しました。
使われている合板は全部で5枚。座面、背面と、前後の脚で2枚、それらをつなぐ軸の役割で1枚です。座面と背面はゴムの台でマウントされ、合板のたわみと共に座り心地に貢献しています。座面は高さが390mmと低く、木の柔らかさにゆったり座る感じ。
革新的な合板使いだった「LCW」。戦後、間もない1945年に発表できたのは、戦時中、成型合板を研究していたイームズならでは、と言えるでしょう。
30年のパイミオに見られるエンド部分の巻き加工が、当時の最先端だとすると、52年のアントでは一枚の板を、微妙なカーブを付けた座面と背面に仕上げることができるようになっており、イームズを挟んだこの時期の急速な技術の発展を感じさせます。
「LCW」のバリエーションに、ダイニング用として座面が高い「DCW」Dining Chair Wood、脚が鉄になった「LCM」Lounge Chair Metalなどがあります。
01年にも大規模な展覧会が行われたイームズですが、04年から05年にかけて「チャールズ&レイ・イームズ 創造の遺産展」が全国を巡回しています。
update
05/04/27
関連サイト
┃
EAMES OFFICE Web Sites
→
http://www.eamesoffice.com
┃
Herman Miller
→
http://www.hermanmiller.com
┃
チャールズ&レイ・イームズ 創造の遺産展
→
http://www.osaka-event.com/event/eames/cover.html
┃
JDN /JDNリポート /イームズ・デザイン展
→
http://www.japandesign.ne.jp/HTM/JDNREPORT/010822/eames/
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