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アンチ・モダンなモダン・デザイン
1960年代後半から、20世紀のモダン建築・モダンデザインへの強烈な批判を行った建築家グループ「Superstudio」(スーパーストゥディオ 活動期間1966-78)。
フィレンツェ大学の学生Adolfo NataliniとCristiano Toraldo di Franciaによって1966年に組織され、コラージュや映像や展示といった手法で、未来的とも前衛的とも(非現実的?とも)言える建築やデザインの提案を行いました。
1972年には、MoMAで開かれた「Italy: The New Domestic Landscape」展に、同時代の前衛グループ「Archizoom」(アルキズーム、アンドレア・ブランツィを中心とする)と共に出展。イタリア最先端のデザインとして、世界的に知られます。
時代は、68年のパリ・5月革命(学費値上げ反対等から始まった大規模な学生運動、労働者も巻き込み、ド・ゴール大統領退陣という結果を生む)の前後。日本を始め各国で同様の動きが発生し、建築やデザインのみならず社会的に大きなうねりが生まれていた頃です。
その68年、建築が人類前進のための強力な力である、という‘あり得ないほど楽観的な’考えを捨てたSuperstudioは、モダンな都市計画をばかにするかのように、白地に黒いグリッドで都市や自然を覆う作品を発表します。
「Quaderna」(クアデルナ)は、70年に発表されたSuperstudioによる製品で、机、ベンチ等がシリーズで展開されています。メーカーはzanotta社。
「Quaderna」はイタリア語で「四人の組/四つ組」等の意味。形状は直線のみで構成され、シンプルの極み。内部はハニカム構造で表面はメラミン化粧板、と形状や構造はモダン。
違うところは、全体に白地に黒のグリッドが施されていることです。
すっきりした装飾としてこのグリッドを読むこともできますし、本来の意味であれば皮肉とか批判かも知れません。
いずれにしても、実用性をとやかく言う製品ではないですが、ロンドンのデザインミュージアムによると‘政治への幻滅を機能的に解説している’となるようで、今なお魅力的に見える理由でしょうか。
update
05/03/16
関連サイト
┃
zanotta
→
http://www.zanotta.it
┃
Superstudio / Design Museum Touring Exhibition:
┃
Architectural Group (1966-1978) - Design/Designer Information
→
http://www.designmuseum.org/design/index.php?id=51
柏戸イス
2005/03/09
Luminator
2005/03/02
Laleggera
2005/02/23
Tonietta
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