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ヘルベチカ
スイスに由来する定番フォント
欧文フォント「ヘルベチカ(Helvetica)」。
バウハウス以降のモダンなサンセリフ書体の代表的な存在です。
サンセリフとは、仏語でsans-serif。「ヒゲ無し」という意味です。
ヨーロッパではグロテスク(Grotesk)とも呼ばれ、アメリカではゴシック(Gothic)と呼ばれています。日本でもアメリカの影響でゴシック体と呼ぶ方が通りは良いようです。
ただし、ヨーロッパでゴシックというと名前の通りゴシック時代のヒゲ文字を指すようで、日欧米の共通語としてはサンセリフということになるでしょうか。
デザイナーはマックス・ミーディンガー(Max Miedinger 1910-1980)。スイスはチューリッヒ生まれのタイポグラフィ・デザイナーです。
「ヘルベチカ」が制作されたのは、1957年。
当時は、ハース社(Haas)から販売されたので「ハース・グロテスク(Haas-Grotesk)」と呼ばれ、60年に「ヘルベチカ」と命名されました。ハース社は1790年創業の歴史ある会社でしたが、その業務は、1989年にリノタイプ社(Linotype)によって引き継がれています。
さらにリノタイプ社は、1997年、業務用印刷機械製造のハイデルベルグ社(Heidelberger)の子会社になっています。
「ヘルベチカ」の名前の由来は、スイス(正式にはスイス連邦)のラテン名「コンフェレラチオ・ヘルベチカ(Confoederatio Helvetica)」。ヨーロッパの自動車には国籍表示があり、スイスは「CH」ですが同じ由来です。
スイスがヘルベチア共和国と呼ばれていた時代もあります。18世紀末、ナポレオン時代のフランス侵攻によってできた傀儡国家で、19世紀初頭には崩壊。その後、スイスは永世中立の道を歩みます。
スイスの公用語は、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の四つ。異なる言語が併記される印刷物において、バランス良く成立することが求められたため、タイポグラフィが発達したとも言われています。
update
04/03/17
関連サイト
┃
Max Miedinger
→
http://www.linotype.com/7-522-7/maxmiedinger.html
┃
Linotype
→
http://www.linotype.com
┃
Heidelberger Druckmaschinen AG
→
http://www.heidelberg.com
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