特別に体重が気にならなくても、ガラスの上にのるのはちょっと抵抗があると思います。
ドイツの老舗計測器メーカーSOEHNLE(ゾェーンレ)の「crono」は、円形のガラスから透けて見える計測メカニズムが美しい体重計です。もちろん特殊ガラスで割れる心配はありません。最大計測重量は130Kg。これはガラスの耐荷重ではなく、計測メカニズムの仕様です。
家具ではテーブルの天板などに使用することがあるガラスですが、全体重をかける体重計に使うというのは、少しびっくりする発想だと思います。最近では、壁や床にガラスを使った建築も珍しくはないので「強化ガラスだから大丈夫だろう」と想像はできますが、それでも最初にのるときは恐る恐るです。
床置きの美しいオブジェとしても成立しそうな「crono」。仮に体重計として使うことがなくても、周りの床ぐらいはきれいにしておこうという気にさせてくれること請け合いでしょう。
SOEHNLEは、1868年創業。体重計、キッチンメーターなどの家庭用品と産業用計測機器を製造・販売するドイツの企業です。‘100万回以上テストした’という計測メカのコピーに代表されるように、品質へのこだわりはドイツメーカーならでは。現在、100カ国以上でビジネス展開しています。日本では直接のビジネスはしていません。1年間に600万台を生産販売、創業から2000年までの132年間の累計では1億4千万台になり、世界最高です。
SOEHNLEの体重計には、ガラスのシリーズの他にも、レトロ調なもの、ハイテックなもの、シンプルなもの、そしてデジタル式・アナログ式と、実にさまざまなデザインがあります。
角が丸い四角の(よくある形の)「Basic」シリーズという、プレーンな体重計もありますが、傑作なのが足をのせる表面の絵柄。砂の地面に食い込んだ足跡、蹲踞(そんきょ)する重そうな力士、並べられたタマゴ、サボテンのとげとげ等、ブラックなユーモアが炸裂しています。(山崎)
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