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アニメーション部門大賞、アンナ・ブタノヴァの「The Wound」ⓒUral-Cinema

アニメーション部門大賞、アンナ・ブタノヴァの「The Wound」ⓒUral-Cinema

第18回文化庁メディア芸術祭の受賞作品が発表-国内応募数は過去最多の2,035点

2014/12/04 12:00

第18回文化庁メディア芸術祭の受賞作品が発表された。今年度は世界71カ国・地域から3,853作品の応募があり、そのうち国内応募数は2,035作品で過去最多となった。

文化庁メディア芸術祭はメディア芸術の振興を目的とした祭典で、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰し、受賞作品の鑑賞機会を提供するものだ。

アニメーション部門の大賞作品はアンナ・ブタノヴァの「The Wound」。心の傷(英・wound)に苦しむ少女。その傷が少女の空想の中で、毛むくじゃらの生き物・ウーンドとして誕生する。少女と一緒に成長していくウーンドが彼女の頭の中で段々と存在感を増していく、悪夢のようでありながらも美しい友情を描いた短編作品。

アート部門の大賞作品は該当なし、優秀賞には五島一浩の「これは映画ではないらしい」や 坂本龍一・真鍋大度による「センシング・ストリームズ-不可視、不可聴」などが選ばれた。「センシング・ストリームズ-不可視、不可聴」は人間が知覚できない電磁波を感知し、可視化・可聴化するインスタレーション作品だ。

エンターテインメント部門の大賞は、グーグルズナイアンティック ラボズの「Ingress」。現実の世界を、多人数の同時参加型ゲームへと変えるモバイルアプリケーションで、GPSと世界地図のデータベースを使い、ゲームの中の仮想世界と現実の世界を融合して体験することができる。ゲーム作品での受賞は6年ぶり5作品目となった。

マンガ部門の大賞は、近藤ようこが津原泰水の短編小説を漫画化した「五色の舟」。太平洋戦争末期を時代背景に、見世物小屋の一座として飢えをしのぐ異形の者たちの哀切な運命が描かれる。マンガ化が難しい内容への近藤の真摯な創作姿勢と、出版社側の勇気を感じる点が評価された。

また、メディア芸術分野に貢献した人に贈られる功労賞は、日本科学未来館の「ジオ・コスモス」などを手がけたエンジニアリング・デザイナーの岩政隆一のほか3名が受賞した。

受賞作品展は2015年2月4日から2月15日まで、東京・六本木の国立新美術館を中心に開催される。 展覧会では4部門を対象に世界中から選ばれた受賞・審査委員会推薦作品、功労賞受賞者の功績等を展示や上映、様々なプログラムを通じて紹介する。

公式HP
http://j-mediaarts.jp

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