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  Column
   2000年ミラノサローネ報告

  ミラノサローネ
B&B 「Cross」

ミラノサローネ
IDEE 「Sputnik」展

ミラノサローネ
Cappellini 「Felt Stool」

ミラノサローネ
Fron

ミラノサローネ
i made展

ミラノサローネ
Droog Design「Soft toilet and bidet」

イタリア・ミラノにて毎年開催される国際家具見本市・ミラノサローネ(以下、サローネ)。今年は4月11日から16日までの6日間、国際照明展・ユーロルーチェと同時開催であった。ミニマルデザイン全盛の昨年と比較すると、ややそこからの脱却が見受けられる。とはいえ、シンプルなフォルムはまだまだそのままに、素材の組み合わせバリエーションが様々に拡がっているようである。

例えば、フェルトや人工大理石〈カララホワイト〉、光沢を持たせた化粧板の使用も多く見受けられた。カラーの傾向は、「白」が圧倒的に多く見られ、次にシルバー系のカラーが目に付く。木目はフルーツウッド系の明るめブラウンが殆どで、トランスペアレンシーはやや影をひそめ、全体的にニュートラルな印象を受けた。白使いが多いので、差し色として赤を使用するメーカーが多かったようだ。

また、“ミレニアム”ということもあってか、過去の製品を一同に介したり、リメイクしたりといった懐古的な展示もあわせて行うメーカーが多く見られた。メーカーのデザイナー起用にいたっては、Philippe Starck、Antonio Citterio、Denis Santachiara等といった常連デザイナーはもとより、James Irvine、Mark Newson、Konstantin Grcic等といった次世代デザイナーの起用が目立つようになってきた。

また、サテライト館においては、Federlegno Arredo企画、Material Connexion主催による“素材”に焦点を当てた展覧会「i made “materials and ideas for the future”」展が開催された。
“Designing Matter”“Developing new relationship”“Lightening up complexity”という3つのテーマで構成されており、家具や照明などを分解・切断して内部や細部構造を分かり易く紹介。また、様々なメーカーで開発しているファブリックから金属、化粧板、フィルムにいたるまでの新素材・ハイテク素材等を実物と共に展示しており、熱心にメモをとる来場者の姿が多く目に付いた。

一方、市内のギャラリーでも実に多くの展覧会が開催された。その中でもDroog Designのコンセプチュアルな作品は遊びと皮肉とユーモアに溢れ、一際目を引くものであった。日本の家具ショップIDEEは「Sputnik」展を開催。Philippe Starck、Claudio Colucci、Richard Huttenら17名のデザイナーによる遊び心溢れる展覧会となった。

文責/寺内明美



 

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デコラ通信 デコラ通信 May 2000 No.30

 


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