著者	松島恵美、諏訪公一
発行	グラフィック社
仕様	A5判　並製　176頁
ISBN	978-4-7661-2340-1
価格	2,625円（税込）

「ギャラって何年も請求し忘れてると、もうもらえないの？」「ポスターをデータ納品したら、そのデータを勝手にフライヤーに流用された。これってあり？」「頼まれた仕事を納品したのに、そのだんになってやっぱりいらないって言われた！」「最初に打診された金額よりだいぶ安い金額に負けてくれと、仕事が終わったあとに言われても……」

著作権はもちろん、お金のこと、下請法、パブリシティ権、肖像権、意匠権のことなど、クリエイターが知っておきたい法律のアレコレを、53問のQ&A方式でわかりやすく解説した1冊。Q&Aは「制作前の問題編」「制作過程編」「納品後編」の章立てに分かれており、制作のワークフローに沿って起こる問題をそのつど解決していくしくみが親切だ。巻末には契約書サンプルとして、「秘密保持契約」「発注書」「デザイン委託契約書」の3つを収録。硬めのテーマながら手に取りやすい装幀は寄藤文平氏によるもの。

【著者】
松島恵美（まつしま・えみ）
弁護士・ニューヨーク州弁護士。上智大学法学部国際関係法学科卒、93年米ニューヨーク大学比較法学修士課程修了。94年ニューヨーク州弁護士登録。99年弁護士登録（第二東京弁護士会）。国内外の法律事務所、ソニー（株）、（株）ソニー・ピクチャーズエンタテインメントを経て、骨董通り法律事務所 パートナー。クリエイター、アーティスト、デザイン会社、映画会社、放送局、出版社、レコード会社、プロダクション、ＩＴ企業等へリーガルアドバイスを行っている。著書に「舞台芸術と法律ハンドブック」（共著、芸団協出版部）ほか。

諏訪公一（すわ・ともかず）
弁護士。一橋大学法学部、同大学院法学研究科修士課程修了。松下電器産業株式会社（現・パナソニック株式会社）の知的財産部門勤務を経て、2007年東京大学法科大学院修了。2008年弁護士登録（第二東京弁護士会）。現在、骨董通り法律事務所アソシエイト。知的財産権法を中心に法律業務を行っている。