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TIDE Exhibition

「Mark-ing」Organized by : British Council / E&Y co.,ltd

http://www.mark-ing.info/

 日本と英国のデザイン企画展「Mark-ing」。日本と英国をベースにしているデザイナー16名をピックアップし、彼らがデザインに興味を持つきっかけとなったモノや出来事と、現在の彼らの作品を併せて紹介することで、彼らの発想には社会背景との関係や影響があるのか、それらは意識されているものなのか、グローバルな感覚なのか、ということを考えさせるプロジェクト。床に置かれた年表には、16名のデザイナーが生まれた年にマーキングがされ、年代を俯瞰できた。過去を振り返るためだけの仕掛けではなく、2国間のデザイン体質や動向を見いだし、次のクリエイションに向けた機会を誘発することも意識したという、これもデザインタイド トーキョーという場ならではの展示である。各デザイナーが示した「ものづくりへのきっかけ」が興味深い。

参加デザイナー:Makoto Orisaki/Koichi Okamoto/Jo Nagasaka/Ryuji Nakamura/Risa Fukui/Koichi Futatsumata/Yuri Suzuki/Maiko Kurogouchi/Moritz Waldemeyer/Ismini Samanidou/Paul Cocksedge/Max Lamb/Geoffrey Mann/Hannah Martin/Helen Amy Murray/Benjamin Hubert

Benjamin Hubert氏のデザインしたチェア。思い出の一品は、アートかデザインか、の選択を下した18歳の時に決別した絵筆。

2010年の会場設計を担当した、建築家の中村竜治氏によるチェア。

共栄デザインの岡本光市氏の作品。

織咲誠氏の「Hole Works」。

元木大輔 × sixinch JAPAN Co.

http://dskmtg.com/

 ひっくり返すと機能が変わる、リバーシブルファニチャーの「フリップ・シリーズ」。裏返すだけで印象が変わり、高さや座り心地も異なったものとなる。ウレタンをコーティングする独自の技術を持つ家具レーベルsixinch JAPAN Co.とデザイナーのコラボレーション。

写真左:様々なチェアが並んでいるように見えるが、デザインは3種類。
写真右:ゆったりとしたサイズ、子供のための公共施設などにいいかもしれない。

AIR FRAME

http://www.air-frame.com/top.html

 アクリル素材を用い、自社工場でインテリア製品などの製作からデザインまでを手がけるブランドメーカー「AIR FRAME」のブースでは、プリズムや時計を例に、どのようにしてアクリル製品が作られるのかを紹介していた。しかし、それらを載せた白く大きなBOXこそがメインのプロダクトだ。フタを開けても閉めても展示用の什器として使える仕掛けがある。小さいサイズは小物入れとして既にCIBONEやリビングモティーフなどで販売されており、大きなサイズは受注生産。なお、同シリーズの名刺入れはcainaでも取り扱いがある。

屈折率の関係で、プリズムで囲った中のものが見えたり見えなかったり。

アクリルの時計。この隣の箱では製作工程が紹介されていた。アクリルボックスの中に展示物を納めているが…

フタをすると…

ボックスの上に展示をすることもできる。角度や寸法をきっちり合わせるのには高度な技術が必要。

猪熊 純 + 成瀬友梨 × mocca

http://www.narukuma.com/

 テーブルのような皿であり、皿のようなテーブルでもある「one for all」は、大小のくぼみにさまざまな料理を盛りつけ、食卓を彩る。薄くスライスした木を何層も重ねて整形してある。moccaは、住友林業が「世の中のすべてに木を=木化」をテーマに、木造化・木質化を推進することで、木の文化を再評価していくブランドである。

パーティー用のトレーに。会話のきっかけも作れそうだ。

薄い木の板を何層にも重ねて形成。裏面も非常になめらか。

CMでおなじみ、住友林業のマスコットキャラクター「きこりん」。

五十嵐元次/ 石川昌浩/ 角田陽太/ 小林雄一

http://www.yotakakuda.com/

 陶芸家、ガラス作家、プロダクトデザイナーとファッションデザイナーのコラボレーション。目立つデザインではなく、生活の中で、ひっそりと静かに在るものを形づくった。誰かの暮らしを想像させるような見せ方は、セレクトショップの一角のよう。角田陽太氏のリングは、肌が切れてしまわないギリギリのところまで研いである。

セレクトショップのような雰囲気。この場所だけ空気が違った。

シャツの合わせ部分はボタンホールが開いているだけで、カフスボタンのようにしてボタンをつける。男性でも女性でも、普段通りの着方ができるユニセックスなシャツ。

これ以上削ると指が切れてしまうというくらい、ギリギリまでエッジをきかせたリング。

静かな雰囲気の白磁やガラス。

see-saw

http://see-saw-products.com/

 木工家具メーカー「laugh」が2011年に新たに立ち上げた家具レーベルによる出展。家具を作る際に出る端材を有効利用した器は、捨てるしかなかった部分を活用するアイデアとして優れている。窪んだ面には樹脂塗料が塗られ、食品を乗せることも、洗うこともできる。

節を取り去り、代わりにカラフルなパーツを嵌め込む。節の位置によってデザインが決まるテーブル。

座面と脚を取り替えられるチェア。

端材を使うという性質上、同じものを2つ、というのは難しいが、むしろ異なる形を集めて楽しむのがいいだろう。

机 宏典

http://www.tsukue.se/

 以前、デザイナーの机氏が手掛けた、スウェーデンのトルネ渓谷の村起こしプロジェクトでのデザインを日本人向けにリデザイン。机氏の出身地・長野県のカラマツを用いている。座ってみると、スリムなフォルムからは想像できない安定感。高さと広さが変えられるテーブルは、よくぞ狂いの生じやすい木質材料でここまで、と感じさせる。

机氏のデザインしたチェアは、現代のスウェーデンを代表するデザインとして、ヨーロッパ数カ国で発表された。これを日本向けにリデザイン。

ローテーブルの天板を取り外し…

脚を立てて…

二つ折りにした天板を戻すと、普通の高さのテーブルに。机氏は、ストックホルムを拠点にインテリアや家具のデザインを手がけ、また写真家としても活動中。

福田修平

http://www.koshimatamotsu.com/

 日時計をモチーフとしているが、日時計そのものではなく、時計自身が回転するインスタレーション「Nights of Round」を発表。これは、ナイトテーブルなどに置き、照明からの光を受けておおよその時間がわかるというもの。

写真左:日時計をモチーフとしているが、この時計に必要なのは、デスクライトなど、家庭の灯り。この時計自体が動き、その影でおおよその時間を伝える。
写真右:こちらはスイングする時計。











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