Tokyo Midtown Award Exhibition in Milan 2015
受賞作から注目のプロトタイプをミラノで展示
2015/04/08 UPDATE
2015年で8回目の実施となるTokyo Midtown Award(東京ミッドタウンアワード)デザインコンペ。これまでに「富士山グラス」「歌舞伎フェイスパック」等、多くのヒット商品を生み出している。同コンペのこれまでの受賞作品から注目のプロトタイプを紹介する展覧会が、ミラノサローネ(Salone del Mobile.Milano、ミラノサローネ国際家具見本市)期間中にロッサーナ・オルランディで開催される。ロッサーナ・オルランディは、デザインやアート、様々なクリエイティブの先端的な展示が集まる場所として知られ、サローネ期間中はとりわけ賑わうスポットの一つだ。(上画像:展示風景)
Tokyo Midtown Awardの基軸テーマは「JAPAN VALUE(新しい日本の価値・感性・才能)」。明日を担うアーティストやデザイナーの発掘と応援をその目的とする。デザインコンペにおいては、毎年のユニークなテーマ設定、異分野から集まる審査員が注目されると共に、プロダクトの枠にとどまらない多様な受賞作品も話題となっている。たとえば2013年のグランプリ「MIDDAY」は、1年のまん中である7月2日を祝うという提案で、翌2014年に実際のイベントとして形になった。製品化にあたっても、授賞後に適切なコラボレーション先を探す前提であるため、募集にあたってジャンルを限定する必要がない。こうした特徴が、その他のコンペとは一線を画している。
今回の会場構成はSUPPOSE DESIGN OFFICE Co., Ltd.の吉田愛氏、ディレクションは10incの柿木原政広氏が手掛ける。世界中からデザインの目利きが集まるミラノサローネにて、どのような反応が得られるのか注目したいところだ。
Tokyo Midtown Awardでは、これからも受賞者を様々な側面からサポートしていくという。今年はミラノだけでなく、2015年6月26日までホノルル・ワイキキパークホテル「PARC Gallery」でも、同様に選抜されたプロトタイプが展示されている。
来年以降の展示計画は未定とのことだが、Tokyo Midtown Awardに関心がある場合は、まずは事前登録することがお勧めだ。応募時点の年齢が39才以下という限定はあるが、参加にあたっての費用負担等はない。今年のデザインコンペは、テーマが「おもてなし」で応募期間は2015年6月26日から7月27日まで。アートコンペのテーマは自由設定で、応募期間は2015年5月1日から5月21日までとなっている。5月以降は説明会も開催される予定とのことで、公式ホームページ等をご確認頂きたい。
Tokyo Midtown Award Exhibition in Milan 2015
会期 | 2015年4月13日(月)~19日(日) ※4月13日(月)はプレス関係者・バイヤー向けのイベントを予定 |
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会場 | Spazio Rossana Orlandi 特別展示スペース#4 Via Matteo Bandello 14/16 20123 Milano, Italy http://www.rossanaorlandi.com/ |
時間 | 10:30-19:00(予定) |
入場料 | 無料 |
参加作家・ 作品(22点) |
ワビサビ・AIR-BONSAI/小島梢・JAPANESE、FACE(製品名:歌舞伎フェイスパック)/鈴木啓太・冨嶽百九十三景(製品名:富士山グラス)/南政宏・チョンマゲ羊羹/大野恵利・TOKYO MAKER/田中千尋・EAT JAPAN Candy/高山真由美/伊藤裕平・和柄あめ/鈴木貴子・マン額/斉藤秀幸・パラシュートカメラ/nYd 安田直樹・大の字シート/藤本聖二・縁起のいい豚貯金/椿本恵介・おやゆび/中谷仁美・5の抱きまくら/pluth 高木剛/橋村瞳・ゴメンバコ/鈴木萌乃・ATARI MANJU/吉原まさひこ・マト良子/伊藤兼太朗/伊藤るみえ・端のないオセロ/元谷文則・梅消し/hitoe 榎本大輔/横山織恵・和網/85 毎熊那々恵/澤田彩乃/杉山理子/根津唯・鎧カッパ/山本悠平・kokki/遠藤可奈子・origami tale/土屋寛恭・おみく枝 |