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■ 桑沢デザイン塾 in 門司港ホテル |
| 基調講演 「門司港ホテルができるまで」 内田繁 氏 | |||
![]() 内田繁氏 ── インテリアデザイナー、アートディレクター。桑沢デザイン研究所同窓会会長。 |
内田氏がアルド・ロッシ氏とともに、門司港を初めて訪れたのは6年前のことです。開発者からのオーダーは、ホテルと港湾関係のオフィス、市民のためのホールが複合した施設、というものでした。まちを読み取る創造力「ホテルイルパラッツォ」は、門司港ホテル同様にロッシ氏とのコラボレーションで生まれたホテルです。内田氏は、ここでの経験からマーケティングの限界、創造力のパワーを感じとったといいます。まちがどのように変化してきたか、どのように変化していくのか。これを読みとり建築に落とし込んでいく作業は、まさに創造力が必要とされる場面です。科学であるマーケティングには蓄積の延長しか描けない、創造力こそ新しいものを生む可能性を持つ。この認識は、門司港でも活かされました。 門司港、その特殊性門司港の駅は終着駅です。ネオ・ルネッサンス様式を踏襲した駅舎とともに、降り立つ人にある感慨を抱かせる雰囲気を持っています。近代以降、貿易拠点として栄えた門司港。今もなお、その街並みには明治や大正の面影が残ります。内田氏は、ロッシ氏と門司港を歩き回りました。どこか寂しげだ、との感想とともに、港やまちが持っている特殊性 ── 境界性 ── に2人は気づいたそうです。 港湾都市という特性が表す、近代化と前近代化、外国と日本という境界性。分ける場所であり、つなぐ場所であること。 『門』というキーワードが導き出された背景には、門司というまちの名前とともに、「境界」というまちの特性があります。 門のまち、門司港。ここには、その使命こそ終えたものの、まちの構成要素として重要な意味を持つ歴史的建築物が点在しています。門司港ホテルには、それらの‘街に点在するかけら’をまとめあげる機能が与えられているのです。 アルド・ロッシ内田氏はロッシ氏のことを、近代的な建築家だが古典的な要素を非常に大切にする不思議な建築家だ、と言います。門司港ホテルの竣工を見ずに他界されたロッシ氏。世界でも希有な存在とコラボレーションできたことを、内田氏は非常に貴重な体験としてとらえています。ロッシ氏の建築は、まちと常に関わり合う。内田氏のインテリアデザインは、人々と常に関わり合う。2人のコラボレーション・スタイルです。内田氏自身、人の心と関わり合うことをインテリアデザインの至上命題としてとらえています。 | ||
■ 講演;「宿泊建築論」 山田脩二
■ パネルディスカッション;「泊楽のサービスデザイン」
中西元男、葛和満博、友枝雄策| 桑沢デザイン塾 in 門司港ホテル || 桑沢デザイン塾 ||| Japan Design Net
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