 ■プロフィール
薬師神 親彦(やくしじ ちかひこ)
株式会社薬師神デザイン研究所 代表 JAGDA会員 日本印刷学会会員 エヒメ
デザイン協会会員 桑沢学園評議員
桑沢デザイン研究所・ビジュアルデザイン科卒業
桑沢デザイン研究所卒業後、百貨店宣伝部を経て桑沢デザイン研究所の専任講師となり、その後ご自身の事務所を開かれた薬師神氏。「デザインは実業である」という考えのもと‘研究’‘実践’‘教育’の三方向からデザインを考える組織として、薬師神デザイン研究所を設立しました。単行本、定期刊行物など千冊以上のブックデザインを手がけるほか、シンボルマークの作成、アプリケーションの開発などを行っています。愛媛県宇和島市の自宅で、96年はシュールレアリスト・浜田浜雄展、97年は版画家・棟方志功展を開催。今年は、ご自分の作品を集めた展覧会を準備中です。 | | 第三期も中盤にさしかかった桑沢デザイン塾。薬師神氏は桑沢デザイン研究所同窓会副会長として、日頃から桑沢デザイン塾をはじめとした様々な同窓会の活動に携わっています。今回は、第二期の様子をふりかえっていただきました。
●動き続ける同窓会
「桑沢デザイン研究所は常にその存在意義を問われている」「いつも何か社会に働きかけ、動いていく必要がある」と薬師神氏。専門学校という位置づけにある桑沢デザイン研究所。バウハウスに影響を受けた発足理念とともに、他の美大の立場とは一線を画しています。 「その桑沢デザイン研究所の同窓会は、親睦を深めるだけではなく‘活動する’ものでなければならない」。桑沢デザイン塾をはじめとした同窓会主催の「夏期基礎造形講座」「桑沢賞」などの活動は、その現れです。工房やワークショップなどのデザインを実践する場の提供も考えていきたい、と抱負を語ります。
●第二期をふりかえって
「何もかも初めてだった第一期は、当然不安だった。結果的には大成功だったが」。第一期が終わり第二期開始まで1ヶ月となった頃を思い出し、続けて言います。「第二期は、‘パッケージ’や‘ID’が(グラフィックやインテリアと比較して)認知度が低いことから、正直なところ集まりを懸念していた」「‘地球環境’も目新しい講座なだけに心配はあった」。第一期に劣らない熱意であふれ大盛況に終わった第二期ですが、やはり準備期間中はご苦労も多いようです。 「パッケージやIDについては企業内デザイナーをはじめ、現場の方が多く見えていた」「地球環境には多彩な参加者が集まった。いかに注目されている問題なのか、改めて私自身も認識した」 特別講座として、青山・TEPIAで行われた‘デザインと経営戦略’。「あくまでも特別。あれだけの講師陣を再び集めることは非常に難しい」。それだけに「来なかった人は損をしたといえるでしょうね(笑)」。有名企業のトップ自らが語るデザイン戦略は、非常に密度の濃いものだったようです。
●これからの桑沢デザイン塾
「監修者だけ、こちらで決めている。監修者には‘日本で一番いい人’を集めてもらっている」。「第三期も豪華な面々が揃っています」「松岡正剛氏、浅葉克己氏、内田繁氏それぞれが監修する98年度第一期の講座内容も、ほぼ確定しました」。 今後の予定も含めてお話しいただいた後、Webをご覧の方や塾生に向けて一言いただきました。「意識がある人が大勢集まっています。インターネットで興味を持たれた方も、生の講義で深く掘り下げて知って欲しいですね」「まさに第一線の講師が集まっているのが桑沢デザイン塾です。どう入り込むかは皆さんの考え一つですよ」。
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