私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために

森美術館開館20周年記念展

保良 雄 《fruiting body》 2022年 インスタレーション 展示風景:Reborn-Art Festival 2021-22:利他と流動性 [後期] 撮影: 齋藤太一 ※参考図版 保良 雄 《fruiting body》 2022年 インスタレーション 展示風景:Reborn-Art Festival 2021-22:利他と流動性 [後期] 撮影: 齋藤太一 ※参考図版

東京の森美術館にて、「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」が2023年10月18日から2024年3月31日まで開催されます。

—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—

産業革命以降、特に20世紀後半に人類が地球に与えた影響は、それ以前の数万年単位の地質学的変化に匹敵すると言われています。環境危機は喫緊の課題であり、国際的なアートシーンにおいても重要なテーマとして多くの展覧会が開催されています。

本展では、国際的なアーティストによる歴史的な作品から本展のための新作まで多様な表現を、4つの章で紹介します。第1章「全ては繋がっている」では、環境や生態系と人間の政治経済活動が複雑に絡み合う現実に言及します。

第2章「土に還る」では、1950~80年代の高度経済成長の裏で、環境汚染が問題となった日本で制作・発表されたアートを再検証し、環境問題を日本という立ち位置から見つめ直します。第3章「大いなる加速」では、人類による過度な地球資源の開発の影響を明らかにすると同時に、ある種の「希望」も提示する作品を紹介します。第4章「未来は私たちの中にある」では、アクティビズム、先住民の叡智、フェミニズム、AIや集合知(CI)などさまざまな表現にみられる、最先端のテクノロジーと古来の技術の双方の考察をとおして、未来の可能性を描きます。

本展のタイトル「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」は、私たちとは誰か、地球環境は誰のものなのか、という問いかけです。人間中心主義的な視点のみならず、地球という惑星を大局的な視点から見渡せば、地球上にはいくつもの多様な生態系が存在することにあらためて気付くでしょう。本展では、環境問題をはじめとする様々な課題について多様な視点で考えることを提案します。また輸送を最小限にし、可能な限り資源を再生利用するなどサステナブルな展覧会制作を通じて、現代アートやアーティストたちがどのように環境危機に関わり、また関わり得るのかについて思考を促し、美術館を対話が生まれる場とします。

開催期間 2023/10/18(水)~2024/03/31(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~22:00(火曜日のみ17:00まで、ただし2024/1/2、3/19は22:00まで/入館は閉館30分前まで)
休館日 会期中無休
入場料 一般2,000円/高校・大学生1,400円/4歳~中学生800円/65歳以上1,700円(平日料金)
参加アーティスト モニラ・アルカディリ、マルタ・アティエンサ、ニナ・カネル、ジュリアン・シャリエール、イアン・チェン、アリ・シェリ、アグネス・デネス 他
会場
  • 森美術館
  • 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F
お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
会場URL https://www.mori.art.museum/jp/index.html
詳細URL https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/eco/index.html