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桑沢デザイン塾 第一期をふりかえって

桑沢デザイン研究所同窓会・桑沢デザイン塾実行委員長

大豆生田 守



大豆生田氏

■プロフィール

大豆生田 守(おおまめうだ まもる)

蝶理株式会社
 繊維商品企画センター
 プランニンググループ・リーダー

日本流行色協会専門委員

日本メンズファッション協会専門委員

桑沢デザイン研究所・ドレスデザイン科卒業


桑沢デザイン研究所卒業後、蝶理(株)繊維部門の新規ビジネス開発を行うなど企画畑を歩んできたという大豆生田氏。原料メーカーから、アパレル、小売までという繊維流通の川上から川中、川下をコーディネート。ものづくりの原点である産地とのつながりや、欧米、中国などの情報活動をはじめ、ファッション産業の流れをグローバルな視点からとらえている‘ファッション・ゼネラリスト’である。

■蝶理株式会社 ホームページ
 http://www.chori.co.jp/groper/

Web版桑沢デザイン塾も第一期が全て終了したところで、桑沢デザイン塾実行委員長・大豆生田氏に、講座準備のお忙しい時間をぬってインタビューに答えていただきました。

●「明日の桑沢を考える会」
 まず、ご自身の桑沢デザイン塾との関わり方をお聞きしました。

 「10年くらい前になるでしょうか、栄久庵憲司さんが桑沢デザイン研究所の所長になったときに‘桑沢をもう一度考え直そうよ’と有志が集められました。そこで(今の同窓会スタッフである)内田繁氏や中西元男氏と知り合ったのがきっかけです」。「この‘明日の桑沢を考える会’は解散しましたが、そこで生まれた理念を同窓会で実現しよう」と、同窓会理事としての活動をはじめられたそうです。「まず同窓会先代会長・山田修二氏の代に‘夏期講習’を再開し、‘桑沢賞’が始まりました。そして、新たに内田繁氏が同窓会会長となり、昨年‘桑沢デザイン塾’を始めることになったのです」。


●確信と驚き
 「今日のデザイン活動は、ドレスとかグラフィック、ID、インテリアなど個々のデザイン領域だけでとらえることでは不十分。総合的なチームワークが大事な時代だ。そして、その可能性を持ち、教育ができるのが桑沢デザイン研究所。そのことをアピールするため、また、桑沢が多くの人材を輩出し、その仲間がこれだけいることを伝えよう」と始まった桑沢デザイン塾。
 第一期の講座は1997年9月に始まりました。「準備期間はほとんどなかった。内田会長の意欲とリーダーシップ、桑沢を考える会で形成されたコンセンサス、そしてスタッフの精力的な働きがあったからこそ、スタートすることができた」。「‘内容、講師とも、これだけ充実しているセミナーは他にない’と自負していたから人は集まると思っていた」。

 そんな大豆生田氏が「面白いんだけど、どんな人が来るのか、正直、見えなかった」というのが<デザインと日本文化>です。「ふたを開けてみると、他の教室とは違う熱気が立ち込めていた。ある意味で、学生時代であったら一番退屈だったかもしれない内容。社会に出てデザインをはじめ、色々な仕事をするうちに、それらの根元に関わるもの、発想のルーツ、オリジンを知りたくなるのだろう」。
 「土曜の夜という時間にも関わらず、これだけ人が、しかも様々な職業の人が集まるのはすごいことだ。参加する人が熱心で、講義する人の意気込みもすばらしかった」。一期全体をふりかえっての感想です。


●これからの桑沢デザイン塾
 「同窓会が中心となってやっているが、桑沢デザイン研究所だけの集まりではなく、桑沢デザイン塾が核となって、デザイン、業界、社会に役立つクリエイティビティを生み出すきっかけになれば良いな…」。「もっと参加者が増えて、デザインを専門としない人たちも聞きに来てくれると嬉しいですね」。

 最後に、塾生はじめ、Webをご覧の方たちにメッセージをいただきました。
 「生活の中で接する様々なデザインを作っている人たちに、生で触れることのできる機会です。デザインについて新たな認識を持つことができるようになると思います。ぜひ、一度のぞいてみて下さい」。


(聞き手;Japan Design Net事務局・山崎 1998年3月27日(金)青山TEPIAにて)