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展覧会のコンセプト
アンドレア・ブランジ


イタリアと日本:生活のデザイン展について
伊東 豊雄

  イタリアと日本:生活のデザイン展について

伊東 豊雄

ito.jpg ‘イタリアン・モダン’という言葉を聞く度に、私たちは、ソフィスティケーションの極みのような、研ぎ澄まされ、洗練され尽くしたデザインの数々を想い起こしてきました。しかし今日では、それはブランド化された商品と密接に結びついてイメージされます。即ち消費の世界戦略のなかに、イタリアデザインの最大のエネルギーが包含されているのです。ともすると私達は日常生活においてブランド化された商品の表層のみを追い求めがちですが、その背後にはイタリアならではの生活への哲学が深く潜在しているように思われます。デザイナー、メーカー、職人という立場の違いを超えて、己のライフスタイルにこだわり、生活(VITA)を愉しみ、人生(VITA)を豊かにするためのたゆまぬ追求、いつの時代にもそれらの全てを包括する表現として「イタリアデザイン」はあるのです。

イタリアを代表する建築家、デザイナー、そして思想家でもあるアンドレア・ブランジ氏は今回の展覧会において、そうした「イタリアデザイン」の思想を「家」「子供の世界」「自由な時間」という3つのテーマによって示そうと考えました。建築も家具や日用品のデザインも、そしてファッションも横断的に包含しつつ、これら3つの断面からデザインを貫くイタリア人の活き活きしたライフスタイルを明らかにしようと試みるのです。

横浜と神戸、いずれの会場においても、商品等はテーマ毎に羅列されているだけではなく、家や部屋の断片としての空間、イタリアンモダンを代表するデザイナー達のポートレート、さらにはデザイン教育がいかに実践されているかを再現するワークショップなど、多様な展示空間を組み合わせながらそのコンセプトを伝えようという試みがなされようとしています。このように変化に富んだ展示形式の空間を思い思いに次々と体験し、それらが訪れた人によって統合される時、「生活(VITA)の風景(ランドスケープ)」が浮かび上がってくることが、この「イタリアと日本:生活のデザイン展」の大きなテーマなのです。


  伊東 豊雄(建築家)

経歴

1965
1966〜69
1971
1979
東京大学工学部建築学科卒業
菊竹清訓建築設計事務所勤務
株式会社アーバンロボット(URBOT)設立
事務所名を株式会社伊東豊雄建築設計事務所に改称
現在、上記事務所代表取締役

主な作品
  
中野本町の家(1976)シルバーハット(1986)横浜風の塔(1986)サッポロビール北海道工場ゲストハウス(1986)中目黒Tビル(1990)八代市立博物館(1991)ホテルP(1992)松山ITM本社ビル(1993)下諏訪町立諏訪湖博物館(1993)養護老人ホーム八代市立保寿寮(1994)八代広域消防本部庁舎(1995)長岡リリックホール(1996)横浜市立東永谷地区センター・地域ケアプラザ(1997)大館樹海ドーム(1997)大田区休養村とうぶ(1998)野津原町役場(1998)大社文化プレイス(1999)大分アグリカルチャー・パーク(2000)ハノーバー万博2000テーマパーク・ヘルスフューチュア館(2000)せんだいメディアテーク(2001) ito1.jpg
ハノーバー万博2000テーマパーク
「ヘルスフューチュア館」

 
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せんだいメディアテーク
   
 

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