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 佐 藤 和 子

 
真実と虚構の間を流れるイタリアデザイン

イタリアは、人生設計そのものをアートであると考える国である。だから、衣服を着ることも、家に住むことも、美味しく食事することも、すべてがデザインである。スケッチすることも、文章を書くことも、デザインすることと全く同じである。それは、物語を考えることであり、それを構成して新しい世界を創造するからだ。イタリアのデザインは、人間がまずあり、その人間の生きている周りの空間を、心地よい環境にしたいと考えて、デザインを始める。そこには、私たちの心を揺さぶるポエムの世界が広がり、日常的な空間から、非日常的な次元へと移ろいいく楽しさがある。イタリア・デザインとは、冷たさと暖かさ、固さと柔らかさ、そして真実と虚構の世界という二面性を持つ、不思議な魅力が存在する。40年間イタリア・デザインにとっぷりと漬かった自分の人生も、また真実と虚構の間を流れている。

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佐藤氏

佐藤和子
デザイン・ジャーナリスト

女子美術大学卒。伊政府給費留学生として、ミラノ・ブレラ美術大学装飾科に留学。ボネット・インダストリアル・デザイン・スタディオ勤務。1970年、建築デザイン事務所共同経営。インテリア・デザインをする。
1980〜1985年、ドムス誌コラボレーター。1987年よりイタリア国立ジャ−ナリスト協会会員。
主な著著:「アルキミア:終わりなきイタリアデザイン」六耀社。「時を生きるイタリアデザイン」TBSブリタニカ。金沢美術工芸大学非常勤講師。

2001年、“イタリアと日本:生活のデザイン”展日本側監修者。


「イタリアと日本:生活のデザイン展」リポート


 

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