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 村 澤 一 晃

 
デザインはどこから生まれるのだろうか

ミラノでは1週間に2回は住んでいるところから歩いていける距離にメルカート(朝市)がでる。食材はもちろん、雑貨、洋服、靴、出所の怪しいたばこや自転車まで何でも揃う。
日常の買物はスーパーで済ますことが多いので、メルカートにはあまり用が無いのだが、ついつい出掛けてしまう。そこにスーパーにはない“生活の楽しみ”があるからだろう。「うちの鶏は健康だよ。何たって禁煙しているからな!」という掛声をいまでも覚えている。
事務所でクリスタルグラスのデザインを担当しているときのこと。微妙な形になかなか答えが出ず悩んでいた。いつもの散歩から帰ってきたセルジオがポケットから何やらごそごそとりだした。それは道端に落ちていた葉っぱの数々。「さて、この形から学んでみようか。」むむむ、毎日の散歩もだてではなかったのか。“発見の楽しみ”がここにある。
デザインはいつも身近なところにヒントが潜んでいる。そしてそれは血眼になって探すものではなく、生活を楽しむ日常の中から得られるものだろう。おいしく食べ、よく語り、ゆっくり歩く。イタリアで得ることの出来た貴重な財産だ。

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当時の村澤氏(写真左から2番目)

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現在の村澤氏

村澤一晃
1965年 東京生まれ。
専門学校インテリアセンタースクール(現、ICSカレッジオブアーツ)卒業。垂見健三デザイン事務所を経て、1989年イタリアに留学。

1990年よりセルジオ・カラトローニ デザイン建築事務所(ミラノ)に勤務。家具デザイン、インテリアデザイン、展示会会場構成を中心に担当。
1994年 ムラサワデザイン開設。
1998年 朝日新聞社主催「暮らしの中の木の椅子展公募展」入選(2作品)
1999年 システムシェルフ「GAKU」リビングデザインプロダクト1999受賞

「現場での開発」を基本理念に地域特性を活かした家具開発を中心に活動中。


JDNでの紹介
デザイナーズコレクションギャラリー
デコラデザイン


 

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