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 松 本 剛

 
“布”の呼び名 “布”のちから

布に関わる人、デザインに携わる人、2人のデザイナーのことばです。

粟辻 博
「“布”のちから」
ポケットに畳んでしまえる布がときとして空間をも包み込んでしまう。
1枚の布より作られる限りない想像と形態。
そして布は空間のなかで様々なかたちに変化し存在する。
学生時代の恩師、粟辻 博氏のことば…
1枚の布はいかようにも変貌し、時には空間の意味をも変えてしまう。
必要の無いときにしまう事も出来れば、瞬間的にエネルギーを発し、そして見るものを圧倒する。…“布”のちからである。

SILVANO BUSSETTI(COMO ARTEMISIA DISEGNI)
「“布”ふたつの呼び方」
女性名詞ぬの:
 ラ ストッファ…優美で柔らかく空気を舞うような印象。
男性名詞ぬの:
 イル テッスート…力強く包み込むちから“包容力”
…師匠SILVANOは、そんな風に教えてくれました。
イメージだから勿論辞書には書いてありません。
イタリア語の解らなかった頃の話です。イタリア語には女性名詞、男性名詞と言葉それぞれに性別みたいなものがある。しかし“布”は男でも女でもあり、実は2つの言い方をもっている。ワインが男でビールが女、男が空で女が雲、月は女、太陽は男、だいたいはそのどちらかなのです。言葉をまったく理解出来なかった頃、師匠SILVANOは、デザインする中でパパなやつとかママ方向とか言いながら何とか導いていてくれていたようです。
今でも忘れられないやりとり…パパとママどっちに向かっていくか…
モノを創るときそれだけが重要だったりもします。

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当時の松本氏(写真右)

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現在の松本氏

松本 剛
1965年 横浜市生まれ。
1988年 多摩美術大学美術学部染織デザイン科卒業。株式会社川島織物(デザイン研究所)入社。
1990年 フランクフルトHEIMTEXTILE展出品。
1991年 渡伊。ARTEMISIA DISEGNI(COMO)SILVANO BUSSETTI氏に師事。フランクフルトハイムテキスタイル展出品。
1992年 KAWASHIMA ITALIA SRL(MILANO)勤務。フランクフルトハイムテキスタイル展、パリビエンナーレ展出品。
1993年 フランクフルトハイムテキスタイル展出品。アビターレ イル テンポ展出品。
1994年 帰国。株式会社川島織物インテリア開発部。フランクフルトハイムテキスタイル展出品。スミソニアン美術館パーマネントコレクション選定。
1995年 フランクフルトHEIMTEXTILE展出品。東京ファッションタウンTFTホール企画展出展。
1996年 フランクフルトHEIMTEXTILE、アトモスフェア展出品。インドニューデリーにて日本のテキスタイル展出品。
2001年 OZONEリビングデザインギャラリーにて“i buchi”(イブッキ展)開催。
現在 株式会社川島織物商品開発部デザイナー。


 

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