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<JDN top> <イタリア2001> <イタリアとマナブ>
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 川 上 元 美

 
イタリアへの旅立ち

芸大大学院当時、青銅社より、アンジェロ・マンジャロッティ作品集が出版された。その中はクラフトやプロダクト・デザイン、住宅や工場の建築等が見事に一つの個性で貫かれ、いわば、地中海的世界観に基ずく、ヒューマニティーとリアリティーの溢れるデザイン理念が息づいていることに驚きを覚えた、そしてその風土性を強く感じた。

その作品集との出会いが契機で、是非ともその人となりに触れたい、そしてそのような環境を体験したいと、アプローチを始めた。1964年のことであった。手紙を書いて、当時の貧弱な作品のヴィジュアルを送った。知人を通じて、入所の希望を伝えた。かたや、イタリア語の個人レッスンや文化会館のイタリア語講座通いにも拍車がかかった。
実に幸運であった、知人が当時、マンジャロッティの事務所のあったVIA CAPPUCIOの隣人で、お互いが古くからの知己であったことと、先に居た日本人建築家が、ロンドンに移り空席ができるので、来ても良いという返事を得た。
イタリア文化会館を通じ、ENI財団より奨学金を受けた。モスクワ経由で北欧からドイツを下り、ミラノに入った。
夏の間、ビアレッジョでピサ大学が主催する、語学学校で過ごし、9月から待望の事務所通いがはじまった。
3年間のイタリア生活はあっという間に過ぎた。

古い写真は1968年のもの、当時のアンドレオッティ産業相とのスナップ。

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当時のアンドレオッティ産業相とのスナップ(1968年)

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現在の川上元美氏

川上元美
1940年兵庫県生まれ。
1966年東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。その後、1969年まで、アンジェロ・マンジャロッティ建築事務所(ミラノ)勤務。1971年川上デザインルーム設立。

クラフト、工業デザインから家具、空間、景観デザインなど、幅広いジャンルの仕事を手がけている。

アメリカ建築家協会(AIA)主催チェアコンペ1席、毎日デザイン賞、国井喜太郎産業工芸賞、Gマーク金賞、IF賞(ドイツ)、土木学会田中賞、横浜まちなみ景観賞など受賞多数。

JDNでの紹介
デザイナーズコレクションギャラリー
デコラデザイン


 

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