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海外リポート
Wood report from Suomi ── フィンランドで木を学ぶ
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 Wood report from Suomi
 


最終回
ファイナルを目指して

 update 2007.06.06

リポート : 増田圭吾 / 建築デザイナー 




三カ月に渡り試行錯誤を繰り返してきた私たちの作品は、ついに1分の1スケールで実現する時が来ました。20名ものメンバーを組織するために、最後の組み立て作業はシフト制となりました。

■ 建設のプロセス
前回書いたように、どのように組み立てるか、ということも建設を始める前に大きな議論となったのですが、結局は建築を二つの部分に分けて半円状にして作るというプロセスを取りました。その半円柱を横倒しにしたものを二つつくり、現場でそれを起こして、最後にドッキングするというものです。
また、この案の最大のポイントは全ての木材が同じ断面であるということです。この種のアイデアは、よく見受けられたとしても実際の建築物となっているものはそう多くないと思います。最初に材を切り出した後に 【 写真 1 】 起こった問題は、部材の接合の仕方と、ねじれや、歪みに対してどのように抵抗するかという事でした。

私たちが、最終的にとった方法は接合は全てネイルガンで表面上に見えないように打ち込むというのがまず一つ、後者の問題に対しては、筋交いのような斜材を使うのではなく、水平、垂直に細かなブレスを挿入していくことで、剛性を高めていくという手法です。 【 写真 2、3 】
プロセスとしては、最初にプラットフォームを作り、その上から材をスタートさせます。全て同じ断面、材料(45mm×45mmのバーチ)であることから、常に木材と木材の間に、余った木材を差し込み定規のようにして使うことで正確性を保ちました。 【 写真 4、5 】

作業のプロセス(学校のワークショップにて)
【 4 】 クランプをしてギャップをなくす
作業のプロセス(学校のワークショップにて)
【 5 】

また、それを両側からクランプで圧力をかけてタイトにして隙間があかないよう、常に神経を注いで建設作業は行われました 【 写真 6 】 。結果、建設のプロセスは約10日間で完成され、現場でのクレーン作業とドッキング作業を残すのみとなりました。 【 写真 7、8 】

次ページに続く





作業のプロセス(学校のワークショップにて)
【 1 】 必要な木材を切り出す

作業のプロセス(学校のワークショップにて)
【 2 】 散りばめられたブレス

作業のプロセス(学校のワークショップにて)
【 3 】

作業のプロセス(学校のワークショップにて)
作業のプロセス(学校のワークショップにて)
作業のプロセス(学校のワークショップにて)
【 6 】 クランプ
【 7 】
【 8 】 半分の完成



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