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第30回 (3)
特別編 Villa Savoye - Le Corbusier from Poissy, France





前の写真の裏手に入り口があり、そこを入ると階段とスロープが見えます 【 写真 15 】
ここに簡単な受付があり、入場料を払います。学生だと多少割引があるようです。簡単なサヴォア邸の説明書も置いてあり、日本語、英語やその他の言語も用意してあるので、全くサヴォア邸の知識がなくても、それを読めば基本知識は十分に得られると思います。細かいデザイン意図などは前述の通り他のメディアに任せますが、この住宅のキーはコルビュジェの説いた「現代建築の5原則」です。

「ピロティー」 : (現在の日本語のピロティーはピロティー空間を指す傾向にあるようですが、5原則では支柱の事を指しています)鉄筋コンクリートのピロティーにより家が地面から空中に行く事を可能とし、地面には庭を設ける事が出来る様になりました。サヴォア邸の主機能はすべて2階にあります。
「屋上庭園」 : 屋上に庭園を設けることで屋根に適度な湿度を保ち、コンクリートが急激な伸縮でひび割れるのを防ぎます。
「自由なプラン」 : それまで耐力壁(の位置)によって決められていた平面プランが、鉄筋コンクリートにより自由に計画できる様になりました。
「横長の窓」 : サヴォア邸でも特に目立ちます。鉄筋コンクリートの技術が家の重要な要素である窓のデザインに自由をもたらしました。
「自由なファサード」 : 支柱が壁から独立する事で、ファサードの自由な設計が出来る事になりました(カーテンウォール)。

2階から3階へのスロープ。左の大きな窓の奥に見えるのがリビングダイニングです。2階、3階には「屋上庭園」が見えます。 【 写真 16 】

前の写真で見える屋上の窓(フレーム)から見える風景です。右の方にセーヌ川が望めます。 【 写真 17 】

主寝室の窓。「横長の窓」と支柱が壁から離れているのが判ります。柱が壁と一体だと、こんな窓にはできませんね。 【 写真 18 】

主寝室から併設のバスルームを見る。間仕切りはカーテンのみ。バスルームへは上部から光が入っています。寝室への入り口は左の通路奥です。 【 写真 19 】

主寝室に併設された夫人の部屋。窓からは2階のテラスが望めます。手前においてあるのが、コルビュジェのデザインしたラウンジチェア。オリジナルとは多少デザインが違いますが、見覚えのある方も多いのでは。 【 写真 20 】

別の寝室にあるクローゼット。奥にある書斎スペースを仕切る様にもなっています。 【 写真 21 】

単独バスルーム。 【 写真 22 】

キッチンです。 【 写真 23〜24 】

オリジナルかどうかは不明ですが、照明のスイッチは全てこれでした。 【 写真 25 】

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