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パームジュメイラ、ワールド、バージュドバイ(現カリーファ)など、ドバイが不動産ブームに舞い上がっていた頃には、実に様々なプロジェクトがこの町に誕生した。日本のマスコミを騒がせた半官半民のナキール社は、パームだけで3つも建設する計画を立て(ナキール社と、パームの詳細に関しては過去の掲載分をご覧いただきたい)ていた。しかし、日系ゼネコンをはじめとするコントラクターへのフィーの支払いも遅れ、大手金融機関からの借り入れも返済できないという状況になり、世界中の注目を今年のはじめにあびたのは記憶に新しい。 【 写真 1 】
ドバイの不動産マーケットは、ナキール社、イマール社とドバイプロパティズ社の3社がマーケットシェアのトップを占めていたが、この3社ともドバイの首長であるシェイクムハメッドがオーナーにあたる。典型的なパターンとしては、この御三家がマスタープランを作った巨大プロジェクトを、それぞれ似通った形で、ドバイの違うエリアに作り、余ったプロットを他の私企業や海外資本のディベロッパーに転売するという形で、ドバイの殆どのプロジェクトが形成されていた。
3社のプロジェクトともに、住宅をメインにした複合型(商業施設やリテールなどが入る)が多く、それぞれかなり似ているものだった。あえて違いを言うなら、ナキール社がパームなどの海岸沿いのビーチリゾート風のプロジェクトと、インターナショナルシティやディスカバリーカーデンズなど中 / 低所得者層向けの集合住宅のプロジェクトに特化したのに対して、ドバイプロパティーズはジュメイラビーチレジデンス(世界で最大の海岸沿い集合住宅群で45本ぐらいのタワーが立つ) 【 写真 2 】 などの高層タワー型集合住宅を多くてがけていた。
イマール社が、この3社の中では最も多くのプロジェクトを完成している。不動産だけでなく教育(学校経営)や医療(病院運営)などにも幅広く手を広げており、住宅のクオリティやメインテナンスのサービスの良さなどでもかなりよい評価を得ている。イマール社は、最近では世界で最も高いバージュカリーファを完成させ、その中にはアルマーニホテルもオープンさせた。(もともとはバージュドバイという名前になるはずだったが、アブダビからの資金援助なくしては完成できなかったためか、アブダビ好みの名前に変更された。 【 写真 3 】
さて、こうした御三家でもドバイプロパティーズなどは、イマール社に統合される予定があり、ナキールの将来も縮小もしくは統合になるのではないかと噂されている。ブームの時は、ドバイの町はどこにいっても突貫工事を行っており、アジアなどから連れてこられた外国人労働者をのせたバスをありとあらゆるところでみかけた。しかし不動産ブームが去り、さらにナキール社などの借金未払い問題が表に出てからはドバイの不動産投資はさらに減少。賃貸のほうはまだ需要があっても賃料は目覚ましく低下し、売買のほうも投資家がリスクを取らないためか、極めて低迷している。
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【 1 】 パームジュメイラの様子


【 2 】


【 3 】

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