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フィレンツェ中心部に程近い住宅地、カッシーネ公園の近くに住むご家族をご紹介する。元気いっぱいの2人の子供たちとご夫婦の元気な声が絶えない明るい4人家族、ご主人のジャンニ氏は建築家として、私の友人朋子さんはツアーコンダクターとしてそれぞれの職種で頑張るプロフェッショナル夫婦だ。慌しくも充実した生活の拠点は大きな公園の緑を一望できるマンションの最上階、このマンションは70年代の建物で当時の傾向として廊下? 前室? と疑問に思う大きなスペースがある。これは私が以前住んでいたローマの家の間取りとも共通する。部屋数と広さ、無駄なくスペース重視の日本から見るともったいないスペースと思いがちだが、子供たちの遊び場として大活躍中。今はステファノ君(4歳)の愛車である三輪車フェッラーリとジュリアちゃん(5歳)のまたぐ消防車が走り回る。
造り上、かなり音が響き渡るイタリアの家、走り回れば騒音はすごいことになるのだが、イタリア人は子供たちの出す音にはかなり寛容、子供にとても優しいと言う。実際、階下の住人は、騒音や生活態度に厳しく何かあるとすぐ弁護士を通して訴える人なのだが「子供が喧しくなかったら病気よ」と言って“子供たちだけには”寛大だそうだ。またイタリア住宅にはいろいろな条例や決まりがあるようだ。例えばシーツを干す時は下の窓までいかない様に折って干すなど、日本の布団干しに共通するようなことが法律上で定められている。朋子さん家族も、夜遅くなったら静かに歩く、スリッパでパタパタ歩かない、椅子を引く時は慎重にと生活態度には気を使っているというが、子供たち中心にご近所さんとの仲も良好、楽しい暮らしだ。しかしイタリアの住宅事情は厳しく、将来的には引越しを考えていると言う。
 子供たちと一緒に過ごす時、朋子さんはとても優しい表情だ
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 休日にはピッツァを焼いて、家族みんなで楽しくノンビリ |
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 広い廊下で大はしゃぎ! ステファノ君愛車のフェッラーリともう一台はジュリアちゃんの消防車 |
「ここは主人が10年、私はその4年後からですから6年住んでいます。主人の友人から賃貸中なので割安とはいえ80平方メートルで月々€950(約16万)+管理費はそれなりに高いです。通常イタリアの中高層マンションは高い場所に住むとエレベーター管理費が高くなりますので私たちは一番払っていますし。参考までに購入費ですが主人の友人が購入した10年前は、約300,000リラ(約€150,000)でした。しかし現在の価格は約€300,000弱、ほぼ倍になってしまいました。ここ最近、ほんの少し家の価格が下がったようですが、それでも高過ぎます! このマンションは建物自体が古い造りの上に、我が家は最上階なので天井にひびが入り雨漏りがしていた時期もありますが、昨年の秋に大家さんがようやく屋根の修理を依頼してくれたのでだいぶ落ち着きました。嫌いなところとまではいかないですが、持ち家ではないので床を好きなように張り替えたり、キッチンをリフォームしたりと自由がきかないのがちょっと不満ですね。
来年、娘が小学校に上がりますので、その前に引越ししたいと思っています。ただ今のところ、イタリアの家は古くなっても値段(=価値というのでしょうか)は下がらないですよね。家賃を払っているのがだんだん嫌になってきたところですので、できれば郊外に購入したいと話しています。いい売却物件が無く賃貸でもフィレンツェから車で1時間ほどの場所に移ることを計画中です」
フィレンツェに限らずイタリアの住宅は収入や物価に比べて高額である。また「古くなる=味わいが出て価値が上がる → 高くなる」傾向にあり価格は全然下がらず。ユーロに変わった時点からの物価上昇は不動産にも影響し、なかなか大変な住宅事情を抱えているようだ。次の住まいはどんなところを選ぶのだろうか? その時はまた是非取材をお願いしたいと思う。
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