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デザインの日常と非日常


第4回
アウトドアインテリアの可能性
PAOLA LENTI(パオラ・レンティ)のカラー&マテリアル


 update 2010.07.28

篠崎恭子 / クリエイティブディレクター 




 ミラノサローネが開催される4月、本会場であるロー・フィエラの他に、ミラノ市内ではその会期と並行して、アウトサイドイベントであるフオリサローネが開催される。そのフオリサローネで必ず脚を運ぶブランドがある。それは、イタリア・ロンバルディア州のメダを拠点とするファニチャーメーカー、Paola Lenti(パオラ・レンティ)だ。Paola Lenti のプロダクトは、ラグをメインとしたテキスタイルの開発から始まり、近年は美しいカラースキムを巧みに表現したトータルのコーディネート提案が特徴的だ。昨年から、カドルナのエリアにあるHotel Palazzo Stellineで新作展示を開催していて、その閑静な回廊に配置されたファニチャーやテキスタイルは、自由に飛び交うカラーの組み合わせに彩られ、インテリアの豊かさ、デザインの可能性を多分に感じ取ることができるものだ。

 2010年のコレクションは、鮮やかなフーシャピンクとグリーンのカラースキムで表現された。会場の正面から、エントランスをくぐり抜けると、緑あふれる中庭を覗く回廊に繋がっていく。テキスタイルは、素材の開発にこだわった独創性に富んだテクスチャーで、秀逸なデザインだ。ファニチャーのデザインの多くは、Francesco Rota(フランチェスコ・ロタ)が手掛けていて、素材と調和した優しいフォルムと融合して、新しいデザインの方向性を打ち出している。新作のひとつであるMellow(メロウ)は、アウトサイドで使用することのできるシステムソファ。ボリュームのあるデザインは快適な座り心地を、寛ぎのひとときを提供してくれる。ブラックのファブリックに包まれた Mellow に合わせられたラウンジチェア Afra(アフラ)は、ステンレスのフレームにフーシャピンクのカバーリングがコーディネートされ、シックな空間を作りだしていた。

 会場のシーンを進んでいくと、さらに発色の良いカラーが目に飛び込んでくる。ライトグリーンとディープグリーンが組み合わせられたシーンは、人々の心を癒すために存在するかのような演出だ。近年、会場内には Enea Landscape Archtecture(エネア・ランドスケープ・アーキテクチャー)とのコラボレーションにより、快適な環境を作りだす植物が配置されるようになり、より開放的なヴァカンスを想起させていた。

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テーマカラーのグリーンに彩られた展示会場のエントランス
【 1 】 テーマカラーのグリーンに彩られた展示会場のエントランス

新作の Mellow(メロウ)とフーシャピンクの Afra(アフラ)のシーン
【 2 】 新作の Mellow(メロウ)とフーシャピンクの Afra(アフラ)のシーン

リアルな植物とコーディネートされた寛ぎのシーン
【 3 】 リアルな植物とコーディネートされた寛ぎのシーン

彩度の高いグリーンを深みのあるグリーンで引き締めた空間
爽やかなダイニングシーンには新作のスツールHeron(ヘロン)をコーディネート
ディープグリーンが落ち着いたリビングを演出
【 4 】 彩度の高いグリーンを深みのあるグリーンで引き締めた空間
【 5 】 爽やかなダイニングシーンには新作のスツールHeron(ヘロン)をコーディネート
【 6 】 ディープグリーンが落ち着いたリビングを演出
バスケット Himba(ヒンバ)は空間を彩るインテリアアクセサリー
ハンギングタイプのソファAmi(アミ)は揺られながら昼寝をしたくなるプロダクト
アイボリーとフーシャピンクのシンプルモダン
【 7 】 バスケット Himba(ヒンバ)は空間を彩るインテリアアクセサリー
【 8 】 ハンギングタイプのソファAmi(アミ)は揺られながら昼寝をしたくなるプロダクト
【 9 】 アイボリーとフーシャピンクのシンプルモダン
壁面のCrochet(クロシェ)はクラフトとハイテクが融合したラグ
   
【 10 】 壁面のCrochet(クロシェ)はクラフトとハイテクが融合したラグ
   


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