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Unknown Scotland スコットランドのアートとデザイン
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第18回
南イングランドのデザインスタジオ「The Entente」

 update 2010.08.04

リポート : 山田真琴 / デザインライター 




 今回は、南イングランドの街ブライトン(Brighton)を拠点に活動している、デザインスタジオ、エンテンテ(The Entente)を訪ねてきました。ブライトンへは、ロンドンから電車で約1時間。お洒落なカフェやお店が軒を連ねる中心街、水平線の広がるビーチとリゾート地の条件を十分に満たしている街です。しかし気取った雰囲気はなく、街にも人にも余裕が感じられる、ロンドンのような慌ただしい大都市とは対照的な街でもあります。【 写真 1〜3 】

ブライトンのビーチと街並
【 2 】
ブライトンのビーチと街並
【 3 】

 エンテンテは、イングランド出身のアンソニー(Anthony)とエド(Edd)が、2008年に立ち上げたデザインスタジオです。ふたりともブライトン大学でデザインを専攻し、エドは昨年同大学を卒業したばかり。一方、アンソニーは大学に在籍していたものの、インターンシップや実際のクライアントとの仕事にやりがいを感じたため、大学中退を決意。そしてエンテンテ設立の運びとなりました。スタジオ設立以来、コミュニティー関連、ギャラリー、大学など、幅広い分野のクライアントを相手にデザイン制作を続けています。通常、アンソニーがデザインを担当し、エドは主にフォントのデザイン担当と、お互いの長所を生かしながらバランス良く作業をこなしています。また彼らは、世界各国からのインターン(見習い)の受け入れも積極的に行っています。【 写真 4〜5 】

アンソニーとエド
【 4 】 アンソニー(右)とエド(左)。
現在もインターン生(左)を受け入れています
【 5 】 現在もインターン生(左)を受け入れています。

 エンテンテではリソグラフ(Risograph)という印刷機を導入し、スタジオ内で冊子やフライヤーなどの印刷物を制作しています。リソグラフは、オフセット印刷などに比べると印刷代が安価で済むことから、外部に印刷を頼むには印刷数が少ない、または予算がない、というプロジェクトなどに活躍していると説明してくれました。デジタルとアナログの中間のような、味わいのある印刷が特徴のリソグラフ印刷機をスタジオ内に導入することで、デザインから印刷に至る全ての行程を自分達でコントロールできる楽しみができたそうです。今までにリソグラフで制作した冊子などを説明してくれるふたりの姿から、「ものづくりに関わる事が本当に好き」という姿勢が伝わってきました。【 写真 6〜9 】

冊子類
【 8 】 © The Entente

冊子類
【 9 】 © The Entente

次ページに続く





ブライトンのビーチと街並
【 1 】 ブライトンのビーチと街並。(写真1〜3)

冊子類
【 6 】 リソグラフ印刷機で作られた冊子類。シルクスクリーン印刷のような仕上がりが特徴です。© The Entente (写真6〜9)

冊子類
【 7 】 © The Entente



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