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このツアーを企画した山下さんが、ツアーのコンセプトとして掲げていたのは「北海道バブル文化観光」です。巡ったスポットを簡単な言葉で言い表せば、いわゆる「珍スポット・B級スポット」なのですが、彼がこのツアーで伝えたかったことは、ただ“少し変わったスポット”という点だけではありません。バブル期に莫大な費用が投入され、一時は多くの人で賑わいを見せたスポットが、なぜ現代ではあまり見向きされなくなっているのか。それは単に「飽きた」という理由だけでなく、バブル期と現代との価値観の「ズレ」から生じているのではないかと考えます。
山下さんの考える「ズレ」は、現代の「過剰なサービス」と「過剰な包装」にあるといいます。いたるところで施される不自由のない完璧なサービス、醜いものや時代遅れのものを“現代っぽさ”でくるむ包装。それが間違いであるとは言いませんが、全てをそういった状態で提供することは、受け手側が能動的に「楽しもう」とする姿勢を失うことにも繋がるのではないでしょうか。今回の「バブル文化観光」においては、不完全なものや失われたもの、損傷したもの全てを「時代の経過の痕跡」と捉え、参加者自身がその変化を感じることで自らの価値観を問うことが最大の楽しみなのです。
私も実際このツアーに参加し、じっくりと「北の京芦別」を鑑賞してきました。“愛すべき無駄”がてんこもりに施されたそのスケールの大きさに、思わず笑ってしまう程でした。経済的側面から見れば衰退傾向であるこの場所に、逆に元気をもらい、応援したい気持ちが強くなりました。
北の京芦別の石垣社長は以下のように語っています。
「一時期頂点にまでいくような時代から、ドン底の時代、そして今 また這い上がろうという強い気持ちがある。若い人には興味のない場所だと思っていた。ただ、そこに可能性を見出してくれるならば、協力したい。」
その地で何を感じ取ることが出来るか、それは実際に足を運んでみなければわかりません。世間では「廃虚めぐり」が人気を集めていますが、大きな時代の変革を感じ取れるスペースがまだ“生きている”うちに、その魅力を感じてみることをおすすめします。
ちなみに今回のツアーで石垣社長から絶大な信頼を得た山下さんは、めでたく北の京芦別の「観光親善大使」に任命されたとのことです。
札幌ハプニング:http://blog.livedoor.jp/sap_hap/
教育文化会館:http://www.kyobun.org/
山下智博オフィシャルサイト:http://yamashita-tomohiro.com/
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【 13 】 大観音の大きな顔


【 14 】 ホテル五重の塔

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