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第2回 (3)
カルロ・スカルパの軌跡を追って ─ ヴェネト地方に点在するカルロ・スカルパの作品群





■ Gypsoteca canoviana,Possagno
ヴェネト地方の北の外れの小さな村Possagno(ポッサーニョ)にも彼の有名な作品があり、ここではカノーヴァ美術館の増改築と展示構成を手がけている(1955〜1957)。

カルロ・スカルパは美術館の増改築と展示構成でふんだんに自然光を取り入れる手法を用いるが、ここでも窓数を多く、大きくとる事により四方から光が差し、真白な彫刻像をさらに美しく引き立たせている。小さな館内を奥狭まりにする事と、手前に大きな彫刻像を、館内奥には小さな物を配置する事によって、視覚的に長く見えるようにも気を配っている。 【 写真 26〜30 】

カルロ・スカルパは美術館
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カルロ・スカルパは美術館
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■ ブリオン家墓地(Tomba Monumentale di Brion,San Vito di Altivole. 1969〜1978)
カルロ・スカルパの軌跡の最後の作品は、彼自身の墓も隣接するブリオン家墓地。数少ないカルロ・スカルパ完全設計による建築で、彼の集大成とも言える。そして、人生最後の作品となった。

訪れた時は小春日和の真っ青に晴れ渡った天気の良い日で、幸運にも偶然にブリオン家にゆかりのあるご老人と会う事が出来た。マルコリン・ジュゼッペさん(Marcolin Giuseppe)はブリオン家墓地の管理人で、ブリオン夫妻の甥っ子になる。「この墓地の事だったらカルロ・スカルパ以上に知っているかも」と、ニッコリと微笑んで礼拝堂への重厚な扉を開いてくれた。

次ページに続く





カルロ・スカルパは美術館
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カルロ・スカルパは美術館
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カルロ・スカルパは美術館
【 30 】




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