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■ DESIGNTIDE TOKYO「TIDE Market」
TIDE MARKETのメイン会場はデザイナーやメーカーの展示会で、順路に従って進むと、会場奥の一部が物販エリアになっています。良いデザインをたくさん見てテンションの上がったところで物販エリアに辿り着くので、思わず財布の紐も緩むというもの。もっともそれを可能にするのも、魅力的な商品が並んでいるからこそです。本格発売前のアイテムも含め、秀逸なデザインのプロダクトばかりでした。
TIDE Marketはブースがやや小さく、商品の雰囲気に合った売り場を作りこむことは難しそうに思えましたが、その中でひときわ存在感を示していたのは、人工真珠のHAKUでしょう。磁石でくっつく真珠、という発想がまず面白かったのと、パッケージの美しさに「やられた!」と思う人続出。こちらはカードも使えたため、ならば、とお財布を出した人もいたのでは?(私のことです) 【 写真 71〜81 】
■ 消費者に届くまでの時間
秋のデザインウィークは注目度が高く、作品発表の場としては効果的ですが、商品化には時間がかかる場合もあります。一般の人も多く訪れるイベントであれば、デザインを発表したときに、誰に対してのアプローチなのかを整理すべきでしょう。デザインクオリティを見せたいという広報的な目的での出展でないなら、「販売されたら欲しい」という層にどうやって情報を提供するかを考える必要があります。発表してから消費者に届くまでの時間についても考慮し、最初からセルフプロダクションという方法をとるのも選択肢の一つです。
■ 「自分好み」を編集する楽しさ
セレクトショップではなく、このようなイベントでものを買う楽しさは、自分の好みのものを見つけ出し、価値を認め、手に入れるところにあります。センスのよいショップでの買い物は楽しくても、それはショップの感性で選ばれたものたち。すでに整えられたフィールドから自分好みを探すのは安心ですが、今回紹介した「買えるイベント」では、バイヤー気分を味わいつつ、自分の個性にフィットするデザインを発掘・編集する喜びがあります。今はブログやtwitter、各種SNSでの情報発信も盛んに行われ、その影響力は思った以上に大きなものとなっています。デザイナーが消費者にダイレクトに作品を届けるデザインイベントは、今後のモノ選びのプロセスにも変化を与えそうな気がします。
the new market
会期:2010年10月30日(土)〜11月3日(水・祝)
会場:五反田 味ビル2F, 3F, 4F のスケルトンスペース
DESIGN HEART 2010 at GALLERY le bain
会期:2010年10月26日(火)〜 11月5日(金)
会場:GALLERY le bain
TIDE Market(DESIGNTIDE TOKYO 2010内)
会期:2010年10月30日(土)〜2010年11月3日(水・祝)
会場:東京ミッドタウン・ホール
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【 71 】 TIDE Marketの様子。スペースとしては大きくはなかったものの、どこも活気がありました。


【 72 】 もののかたちの原型的な印象を見いだす典型プロジェクト。最もスタンダードな弁当もデザイン。吾妻橋のお弁当屋さん「美膳」で10個から注文可能だそうです。


【 73 】 ANYTHINGのステーショナリー。自立するハサミは、なくし物が多い人のデスクにおすすめ。


【 74 】 ANYTHINGの消しゴム。並べると、花が咲いたよう。

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