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ニッポンの家具デザイン


第36回 (2)
展覧会の参加のしかた
SOON骨董通りデザイン展Part5






松尾直哉
GRAND FURNITURE & FACTORYの松尾さんは、スチール製のランプシェードTHISISと、スツール、テーブルを出展。スツールの足は、それぞれのパーツを組み合わせた3本のバーを必要最低限のネジで固定されています。 【 写真 11〜13 】

津留敬文
津留さんは、ラウンジチェアとスツール、テーブルと、木製のロッキング・パピーを出展。ラウンジチェアは座面が低く、クッション硬めながらもゆったりくつろげる感じです。 【 写真 14〜16 】

阿部和美
今年6月のライフスタイル展で、来年のアンビエンテ招待枠を獲得した阿部さん。わりとボリュームのあるプロダクトが並ぶ中で、ふだん使いの器やカゴを出品。サイズが小さいと他の出展作品に比べて印象が薄くなりがちなので、存在感をどう出すかが課題でした。 【 写真 17〜21 】

出展前の準備色々
搬入時の様子はミノル家具のサイトに掲載されているのでそちらをご確認いただくとして。スケジュールを振り返ってみると、SOON骨董通りデザイン展全体の企画が固まったのが5月初め、阿部さんと二人で何かやろうと決めたのが5月の半ばごろ。阿部さんは搬入出に立ち会わず、スタイリングを私が担当することにして、どう見せるかはメールで相談。このリレー展示は会場が高級アパレルショップということで、その空間のイメージを壊すことのないよう、Part4までの展示会には下見を兼ねて何度か足を運びました。展示用の什器は各自で用意することになっており、悩みどころでした(小さな作品を乗せられる折りたたみ式の什器があれば展示会需要が多そうな気がしますが、どうでしょう)。結局、Part4で使われていた展示台をそのまま借りています。

搬入は、小物ばかりとはいえ全部ひとりで運ぶとなるとそれなりに大変でした。メインの作品以外にスタイリング用の荷物もあります。会場に荷物を送ることも考えたのですが、ショップのバックヤードにかさばる箱を置かせてもらうのも憚られ、当日持ち込むことに。今にして思えば、会場の状況などは事務局が把握しておくか、誰かが確認して全員で情報共有するなどの協力があっても良かったと思います。もちろん、イベントが近づいてきたときには参加者全員でメール会議のようなものがありましたが、参加者には普段の仕事があり、SOONの前に海外出展をしていた人もいたため、詰め切れていなかったことも多かったです(レセプションをどうするかなど)。今回はグループ展ということで気を緩めていましたが、私自身、もっと意識を持って参加すべきだったと反省しています。

パーティー告知などはお早めに
デザイン展のPRはJDNのデザインイベントエースやmixi内のSOONコミュでされていたほか、参加者それぞれが独自に告知をしていましたが、より多くの人に見てもらうために、あと一歩踏み出して告知をすればよかったと思います(特にレセプションパーティー)。通常なら事務局に期待したいところなのですが今回は参加費も抑えめだったので、そこまでは望みすぎでしょう。自ら動くことが大切です。こういった展示会をやるときには、情報を掲載してくれそうな媒体に案内を送るなど展示以外の準備も必要です。Part5ではレセプションの日が決まったのも少々遅く、事務局が手配してくれたDMは参加者の都合等もあり展示開始後に刷り上がりでした。事務的なことはできる限り前倒しで進行することをオススメします。

なんにせよ、やってみるのと見ているだけでは大違い。Part5では幹事役を寺山さんが引き受け、私はレセプションの手配を担当、レセプション当日の配送受け取りは津留さんなどに行ってもらうなど、それぞれで分担し合って無事に展示終了日を迎えることができました。終わった直後は「もう展示はいいかな〜」と思ったのですが、振り返ってみるとけっこう楽しかったので、またどこかで誰かのお手伝いができればいいなと考えています。

■ SOON骨董通りデザイン展Part5
開催日:10 / 1(水) 〜 10 / 30(木)
出展者:阿部和美+くろだあきこ / 島村卓実/津留敬文 / 寺山宗男+枡野浩一+會本久美子 / 松尾直哉(代表者50音順)

現在開催中のリレー展示についてはこちらをご覧ください。





松尾直哉さんの照明とスツール、テーブル
【 11 】 GRAND FURNITURE & FACTORY、松尾直哉さんの照明とスツール、テーブル。

特徴のあるデザインが多い
【 12 】 松尾さんは構造に特徴のあるデザインが多いです。ビスの数は最小限。

脚は3本のパーツのみで構成
【 13 】 脚は3本のパーツのみで構成されているのがわかります。

ロッキング・パピー
バウムクーヘンみたいでかわいい
ラウンジチェアとスツール、テーブル
【 14 】 後ろ姿もかわいいロッキング・パピー。大人が乗っても大丈夫。
【 15 】 毛並み、揃ってます。バウムクーヘンみたいでかわいい。
【 16 】 ホテルのロビーや、ゆったりしたリビングに似合いそうなラウンジチェアとスツール、テーブル。クッションは硬めですが、リラックスできます。スツールはオットマンにもなりますし、テーブル代わりにも。
阿部さんのコーナー
静岡の伝統工芸「駿河竹千筋細工」を現代の暮らしに合うようにデザインしたもの
赤いラインが入っているのがポイント
【 17 】 阿部さんのコーナー。私は上京できなかった阿部さんのかわりにスタイリングをしてきたのでDMなどに名前がありましたが、基本的には裏方でした。
【 18 】 静岡の伝統工芸「駿河竹千筋細工」を現代の暮らしに合うようにデザインしたもの。小さなブーケでもボリュームがあるように見えます。
【 19 】 こちらも「駿河竹千筋細工」で、赤いラインが入っているのがポイント。市場に出してみたら好評だったのに、量産できないため新規の取引先をいくつか断らざるを得なかったとか。
shiran
フィリップ・スタルクのパーティープレート「LUX」がお役立ち
 
【 20 】 こちらは優しい色合いで作った漆の器、shiran。柔らかな雰囲気で、普段から使いたくなるような漆器をとのオーダーに応えたデザイン。
【 21 】 レセプションパーティーでは、フィリップ・スタルクのパーティープレート「LUX」がお役立ち。当日は雨が降ったせいもあり人の入りは少なめでしたが、そのぶん濃い意見交換ができたと思います。
 


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