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ニッポンの家具デザイン


第36回
展覧会の参加のしかた
SOON骨董通りデザイン展Part5


 update 2008.12.03

くろだあきこ / ライター・デザインエディター 




JDN読者にはおなじみのSOON。青山のフィロ・ディ・セタを会場として4週間ずつ・7つのパートに分けてリレーする骨董通りデザイン展については、Part1を以前レポートしました。10月1日から一カ月間開催されたPart5では私自身も、デザイナーの阿部和美さんと組んで展示に関わることとなりました。JDNをご覧の方であれば、これからSOONの展示会・展覧会に参加したり、SOONではなくても何らかの展示会を開催されることがあると思います。こういったイベントは、見に行くのと実際に開催する側に立つのとではずいぶん違います(ということが身に沁みて分かりました)。今回は、開催までの流れや気がついたことなどを、Part5の展覧会の様子とあわせてご紹介します。 【 写真 1〜2 】

島村卓実
「和傘、約300年ぶりのモデルチェンジ」とありました。傘の張り生地には破れにくい積層フィルムを使っているので、とても丈夫。和傘は洋傘と違って張り生地を内側に折りたたむ構造になっているため、閉じたときにすっきり美しいかたちになります。この「SINARU ・WAGASA」は、そんな作りをより美しく見せるべく、張り部分のアーチ骨は一本の竹を均等に割って、それを筒状に戻して組み立てられています。2007年の100% Design TOKYO、今年1月のパリのメゾン・エ・オブジェや、ドイツのアンビエンテなど、様々なデザインイベントに出展し好評を得ているプロダクトです。 【 写真 3〜6 】

寺山宗男枡野浩一會本久美子
寺山さんが、歌人である枡野浩一さんの依頼を受けて作った「オカモチ本棚」がとても印象的でした。車輪やハンドルもついていて、その名前のとおり出前も可能。というより出前が前提、店舗を持たないどこでも本屋さん「枡野書店」のミニ店舗として設計されています。ふたを裏返すと黒板になったり、折りたたみ椅子が内部に収納できたり、本体は横置きもできたりと工夫が凝らされています。アイデア協力に名久井直子さん、クッションのイラストは會本久美子さんなど、多くの人と関わって作られています。 【 写真 7〜10 】

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ロッキング・パピー
【 1 】 SOON骨董通りデザイン展Part5のアイキャッチになっていた、津留敬文さんのロッキング・パピー。

Flatta
【 2 】 Part4で人気だっため引き続き展示となった、原ななえさんの「Flatta」(制作はミノル家具)。

Part4展示の様子
SINARU・WAGASA
破れにくいビニル素材を使っている
【 3 】 Part4展示の様子。
【 4 】 約300年ぶりのモデルチェンジを果たした、新しいタイプの和傘「SINARU ・WAGASA」。
【 5 】 破れにくいビニル素材を使っているほか、開き方が2段階に調節でき、閉じたときに手に掛ける紐をつけるなど機能面も充分に考えられています。
monacca
だれかにプレゼントしたいと思う本
フタの部分が黒板
【 6 】 杉の間伐材を薄くスライスし、何層にも重ね合わせてプレスして作られる「monacca(モナッカ)」。隅の部分も美しく成形されるので、皺が入っているほうがレアものかも。
【 7 】 オカモチ本棚には、枡野さんがだれかにプレゼントしたいと思う本が並んでいます。
【 8 】 フタの部分が黒板になります。
椅子までついている
一人掛けのソファ
 
【 9 】 椅子までついているのです。クッションは本の緩衝材にもなります。ファブリックデザインは會本久美子さん。
【 10 】 こちらも會本さんのファブリックを使った一人掛けのソファで、視線がつい吸い寄せられる感じ。
 



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