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優れたデザインをつくりだす若手デザイナーの発表の場として注目を浴び続ける、ミラノサローネの「サテリテ」。日本版サテリテを目指して発足し、その活動の場を柔軟に変化させながら発展する「SOON」。ともに現在、週替わり / 月替わりでの展示会が開催されています。それぞれの第一弾をご紹介しましょう。
Japan Design in Milano salone 2008
五反田の東京デザインセンターでは、サローネ期間中にミラノで作品を発表した日本人デザイナーを紹介する企画展を毎年開催しています。今年も注目すべきデザイナー8組にスポットを当てるのですが、第一弾は、サテリテの来場者から口々に「Beautiful!」「Completed!」などの賛辞を受けた、MILEです。 【 写真 1 】
MILE 参
音響エンジニアの松尾伴大さん、ソフトウェアエンジニアの甲斐健太郎さん、インテリアデザイナーの下山幸三さんの3人によるデザインプロジェクト、MILE。2006年のSOONや昨年のデザインタイドでも注目を浴び、今年はついにミラノサローネ・サテリテに出展となりました。
普段はそれぞれ別の仕事をして、住む場所も違う三人。出展が決まってからは、毎週土曜の午前をskypeミーティングの時間と決めて「何を表現し、何を作るか」という点をじっくり話し合われたそうです。ミラノサローネの性格を考えて、椅子と照明。それから、MILEらしさのあるものとして時計を出品することで落ち着きました。
椅子をデザインするにあたっては、折る、ということが意識されています。柔道の帯や着物の帯締めなど、平べったいものを結ぶとき、日本人はそれを折りたたむようにして結びます。この日本的な「折る」という要素をデザインに組み込むことにしました。赤いリボンと、白いリボン。主要な構造は、それらを組み合わせたシンプルなフレームで作り上げました。ミラノサローネでは、椅子への視線はかなり厳しい。目の肥えた人もたくさんいます。そういった人たちにも「これまでに見たことのない、新しいデザインだ」「構造的にも見た目にも美しい」という言葉を掛けられました。形を整えるのではなく、ものの本質を捉えて形にしていきたい、というMILEの三人。その狙いは、見事に成功したようです。 【 写真 2〜4 】

【 3 】 リボンを折って作られたようなフレーム。
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【 4 】 きれいに折られています。
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同時に出品したフロアランプも評判がよかったそうですが、最も注目を集めたのはMILEメンバーのエンジニアとしての知識と、デザインセンスが融合した時計です。針にはLEDの青白い光を使い、光の長さを調整して、短針と長針を区別しています。短針の短い光を作るためにはLEDの光を弱くしなくてはならないのですが、これは短針部分のLEDを高速で点滅させることで短く見せているのだとか。裏側にテクノロジーが潜むデザインです。3つの中ではこの照明が最もMILEらしいデザインと言えますし、3人もそう考えていたそうです。その時計の評価が一番高く、世の中が求めることと自分達の考えが離れていない、と確認できたことは、今後の活動の大きな原動力になりそうです。 【 写真 5〜8 】
東京デザインセンターでの展示は終わってしまいましたが、今月11日から13日までは東京ビッグサイトで開催されるインテリアライフスタイル展でも展示があります(特別企画neONにて)。
今後の「Japan Design in Milano salone 2008」のスケジュールはこちら。
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【 1 】 Japan Design in Milano salone 2008第一弾はMILE。サテリテのスタンドの雰囲気を再現。


【 2 】 赤と白のリボンを組み合わせることで椅子の形を作っています。


【 5 】 ミラノでは、仕上げの細かいところまで見ていく人が多かったそうです。

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