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第18回
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サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン by TOYO ITO
リポート : 仙田 有 / デザイナー 

サーペンタイン・ギャラリーは、ロンドンの中心部でありながら広大な敷地を誇る「ハイドパーク」の隣にある「ケンジントン・ガーデン」の中にあるギャラリーです。夏には毎年「Park Nights」と称して特別講演や催しを開くことで有名で、今年は建築家の David Adjaye や Richard Rogers が講演をしたり、1977年に作られた映画をキュレーターの Mark Nash によるチョイスで「Made in 1977」というくくりで上映したり。展示ではアーティスト Gilbert & Gorge の「The Dirty Words pictures, 1977」がやっています。

そんなサーペンタイン・ギャラリーは、ここ数年サーペンタイン・ギャラリー・パビリオンと称した建物を、夏に期間限定で作ります。2000年にはザハ・ハディド(Zaha Hadid)が、2001年にはダニエル・リベスキンド(オブ・アラップ協力)が設計を担当。その3シリーズ目として選ばれたのは伊東豊雄氏。今年も構造をオブ・アラップが協力しているようです。








場所によってはガラスがはめ込まれていないため、風がさわやかにすり抜けます。


向こう側に見えるのが、サーペンタイン・ギャラリー
イギリス人は建築家の伊東豊雄氏(TOYO ITO)のことを「トヨ イト」と言います。もちろんスペルがそうなので致し方ないのですが、初めは誰のことを行っているのかさっぱり分かりませんでした。
イギリスにおいて伊東氏の人気は非常に高く、建築学校で有名な AA School で行われた講演では、用意されたホールが人で埋まり入りきれない人が続出したほど。

そんな伊東氏によるサーペンタイン・ギャラリー・パビリオンは、昨年あったリベスキンドのものと見間違えたほど「グランド ブレイキング」なアイディア。壁面に柱を持たず、鉄板を様々な角度でつなぎ合わせ壁を構成し天井を支えています。





内部には芝生が進入?
仕上げは意外にラフです。


 
異形なガラスを作るよりも正方形を無理矢理作った方が安くなる?
 


インテリアは、仙台メディアテークでもタッグを組んだロス・ラヴグローブが担当(というより、自分のデザインした椅子を置いただけ???)。




ロス氏のデザインした椅子
石に見えて実は発泡スチロール
 

今年の夏はそこそこ暑い日が続き、天気も悪くなかったので、写真を撮った日などは気持ちよさそうですが、そこはロンドン。天気が悪くなると、これだけ「隙間だらけ」ですとちょっと寒いですね。しかし天気さえ良ければ本当に気持ちの良い建物です。仮設なのがもったいない!
サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン by TOYO ITOは、9月29日まであります。

http://www.serpentinegallery.org


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