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第33回
ケータイ絵かき in 新宿

 update 2008.01.09

リポート : 笠尾敦司 / 東京工芸大学 准教授 




ケータイで送った写真がサーバーから線画になって帰って来たら、ケータイプリンターで印刷して、透明水彩で着彩します。この描き方なら町中どこでも素早くスケッチができます 【 写真 1 】 。ケータイプリンターもそれほど重くはないですし、描くための台になるフレームもバラした状態でバッグの中に入ります。このバッグごと移動すれば、ケータイさえ繋がれば世界中どこでも直ぐに描けます。線画 【 写真 2 】 はコンピュータサーバーが作ってくれて、それに透明水彩で色付けをする 【 写真 3 】 というサーバーと人間の共同作業で生まれるので、この描き方をハイブリッド水彩と名付けました。

線画
【 2 】
透明水彩
【 3 】

このハイブリッド水彩セットを持って、新宿を描き回るという「ケータイ絵かき in 新宿」プロジェクトを11月から開始しました。このセットを使えば早く描けるだけでなく、誰でも描くことができますので、私が描き回るだけではなく、町の中で出会った人と一緒に描くこともできます。そこで、一緒に絵を描いて、描き上げた絵をお互いに交換したり、一緒に描かなくても、出会った人の何かしらと交換してもらうことで、出会いの記録を残すことにしました。このようにして、新宿を描きながら、その中で生まれた交流を記録していくのが「ケータイ絵かき in 新宿」です。

平日は大学で授業や演習があるので、主に、日曜日に活動をしてきました。今まで描いてきた絵を見て頂ければ、新宿のどこかは分かってもらえると思います。 いくつかをご覧に入れます。

新宿東口を出て、歩行者天国になっている広い道から一本甲州街道よりの道にある交差点で描きました 【 写真 4 】 。奥に見える建物が新宿駅です。同じ場所で黄色いビルも描きました 【 写真 5 】 。描いていると、この絵の反対側のコーヒーショップで働いていた人が、仕事帰りに、私がやっていることに興味を持って話しかけてくれたので、1枚、同じ下絵をその場でプリントアウトして差し上げました。もし今度あったら私の絵と交換しましょうということで、分かれましたが、まだ、お会いできていません。

次ページに続く





素早くスケッチ
【 1 】

交差点
【 4 】

黄色いビル
【 5 】



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