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デザインリポート
感性はがき / 絵顔
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 感性はがき / 絵顔
 


第24回
描いている経過は面白いか?

 update 2007.03.28

リポート : 笠尾敦司 / 東京工芸大学 准教授 




新年になったと思っていたら、すぐに花粉症の季節になってしまいました。最近は目のかゆさからすると、花粉も少し収まってきたように思いますが、本当のところはどうなのでしょうか? なんてことを考えているうちに、4月からはまた新学期になるわけですが、その前に国際交流「お化けーしょん」のワークショップをしに韓国へ行きます。お化けついでにお知らせを一つ。「お化けーしょん」出身のオバケたちがこのほどTシャツになりました。
http://www.dsn.t-kougei.ac.jp/obakeworld/park/tfarm.html

もともと子供の小さなアイディアをデザインして世の中のいろいろなところに出していこうというコンセプトでしたから、tfarmさんからTシャツの柄として採用してもらえたというのは大変うれしいことです。お化けのキャラクターを作り出しているイラストレーターを「オバケーター」と呼んでいますが、今回は3人のオバケーターの作品一つずつがTシャツになりました。

1枚目は、オバケのシルエットクイズになっていて 【 図 1 】 、背中側に答えが載っています 【 図 2 】 。これはオバケーターにとっても難問です。2枚目は表のみにキャラクターが入っています 【 図 3 】 。そして、最後のものは女の子に絶大な人気のあるキャラクター2つがフィーチャーされています 【 図 4 】 。どのオバケも、もとは子供の小さなアイディアだったのですが、それがオバケキャラになって、さらにTシャツになって、販売されて、売れたらそれがまたオバケーションサイトの運営資金に回って、また子供が喜ぶ、という理想的な循環が生まれたら、これは最高です。これからも、かわいいお化けキャラがどんどん世の中に出ていってくれると良いなと思っています。

さて、今回は久しぶりに感性はがきの話に戻ります。今まで、いろいろな場所で感性はがきを実際にやってきましたが、なんとなくライブ感がないなと思っていました。携帯で写真を写して、それをメールに添付してサーバーに送る、そうすると数分で「出来ましたよ」というお知らせメールがサーバーからやってきます。そのメールに示されているURLを携帯でアクセスすると、出来上がった感性はがきがダウンロードできて、最後にそれを携帯から赤外線でプリンターに送って出来上がりという分けです。ですから、ライブ感がないのは当たり前ともいえます。

感性はがきも変な顔にはなりますが一応ポートレートなので、ポートレートのライブ感について考えてみたいと思います。ポートレートを描いてお金をもらう人に似顔絵描きという人たちがいますが、この職業の人たちは描いているところを見せているわけです。ということは、描いているという行為自体が一つのパフォーマンスになっているはずですね。このパフォーマンスの善し悪しで、描かれている本人の満足度も変わりますし、それを周りで見ていた人を、「自分も!!」という気にさせられれば、良いセールスにもなるわけです。

私は以前ここでも書きましたが、上野で似顔絵を描いてもらったことがあるのですが、描いてもらっている時間というのは不思議な間ですよね。見つめられてはいるけど、微妙に目線は逸れているわけで、私は何処を見ていれば良いのかしらと、落ち着かなくなってしまいます。ところで、逆に私が公園などでスケッチをしていると、知らないうちに、後から覗き込まれていたり、話しかけられたりすることがあるのですが、このことからも、絵を描いているのを見るという事自体がエンターテイメントなのだということが分かります。でなければ、別に有名な画家でもない私の絵が描かれていく様子をじっと見ていられるわけがないですからね。

次ページに続く





Tシャツ
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【 3 】

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