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デザインリポート
感性はがき / 絵顔
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第22回
日本科学未来館でのグッズ制作 発表会

 update 2007.01.31

リポート : 笠尾敦司 / 東京工芸大学 准教授 




昨年度もご紹介しましたが、今年度も1年生の演習として、日本科学未来館科学技術スペシャリストの島田さんにご協力頂き、科学未来館にある展示をもとにそれに関係したグッズをデザインするという授業を行ってまいりました。そして、その成果発表を14日に科学未来館で行いました 【 写真 1〜2 】 。今年度は25人の学生が10チームに分かれてグッズ制作を行いましたが、今年は学生の気合いも十分に入っており、できれば、実際にグッズとしてお店に並ぶような物が出てくれればと考えています。

この演習の狙いは、難しい科学的な内容そのものに体当たりしてグッズ作りを行うというよりは、もともと科学が苦手なデザイン系の学生が、まず自分たちが科学的な内容に触れることで、そこから面白さを発見し、次に、その科学を理解させるというよりは、科学を感じられる物としてグッズに展開していくということです。

今まで、科学的なフィールドでは、内容はサイエンティストが、そしてそのビジュアルやレイアウトをデザイナーが受け持つという今までの切り分けた関係でしたが、それでは、なかなかサイエンスの魅力は伝わらないと思うのです。一般の人と同じ程度の科学的な知識のデザイナーが科学未来館で自分で発見した科学の魅力をグッズとして表現できれば、それは強い力になって一般の人に伝わるのではないでしょうか?

とかく美術系の大学の演習は、駅張りポスター作りなど、世の中のデザインワークのまねごとになりがちですが、これからのデザインをいかに先取りするかについても考えて行かなくてはいけないと考えています。まだまだ商品としては不十分な点もありますが、ここでは、きらめきを感じた点に焦点を当てながら順にご紹介していきます。




展示
【 1 】

展示
【 2 】



■ 泡箱ネイル 【 写真 3 】
泡箱の中を素粒子が通ったときにできる軌跡の美しさをそのままネイルの模様にした作品です。ネイル表面が曲面なので制作には苦労していましたが、最終的に曲面へ貼り付けられる薄いシール紙に軌跡の模様を印刷することで実現したようです。実際に会場で来場者の方の指にネイルを付けるというデモンストレーションをしていました。評判は良く、多くの人が指に素粒子の軌跡を付けて会場を後にしていました。このグッズは、まずは、「きれいだなー」という美しさから引き込んで、その後で、それが素粒子の軌跡であるということに気づいてもらうということを狙いとしています。このようなコンセプトで作られたグッズは今まであまり提案されていませんでしたし、実際に利用可能な品質に近いところまで作り込んだのは彼女の努力の成果だと思います。

次ページに続く





泡箱ネイル
【 3 】



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