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さて、これら二つのカードを使って英会話の授業をどのように進めるかというと、やはり、ゲームが良いだろうと考え、いくつかのゲームを考案しました。大学で学生にカードゲームデザインをビジュアルデザインの練習として行う演習課題を考案した私としては、ここで手を抜くわけにはいきません。しかし、実際には大変難しいものでした。なぜなら、単に面白いゲームとして成り立てば良いわけではなく、当然英会話の練習として真剣に話をする気にならなければいけないからです。逆に話す要素を無理に入れると、ゲーム性はなくなってしまいます。
いくつかゲームをやりながら、また、生徒さんたちにもいろいろと考えてもらい、最終的には“嘘を見抜けゲーム”が出来上がりました。これは、オブジェクトカードとフェースカードを並べて一つの話を作り、その話が実話かどうかを他の生徒が質問しながら当てるというゲームです。使ったカードはホワイトボードに貼り出していきます 【 図 14 】 。これを見ると、どのような話だったかを思い出すこともできます。
この他、最終日には、一人が写真を見ながらそこに写っている人物の服装やポーズを英語で説明し、それを、他の生徒が絵にするというゲームもしました。 【 図 15 】
このとき、生徒さんには、それぞれの顔だけが線画になっている紙を配ってありますので、その紙に、体の他の部分を描きだしていくという遊びにもなります。 【 図 16 】

【 16 】
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また、全ての授業の最後には、どのような表現が使われたかや、間違った表現の修正など、普通の英会話の授業では流されがちなメモもまとめて生徒さんに渡しました。
そして最後に、一週間密なコミュニケーションを取ってきた皆さんにマンガフェースの最終作品に参加してもらい、終了しました。 【 図 17 】
この他にも、マンガフェースを使ったいろいろなコミュニケーションツール、例えば、名刺、レターヘッドなどを実際に制作するということもできるのではないかと考えています。より制作重視で、実際に作りたい人に集まってもらい、制作説明を英語で実施するという形のものです。
一週間の授業だったのですが、教材のデザインという意味でいろいろと勉強させられました。生徒さんの感想の中に、ゲームのルールを考えているときが一番楽しかったというコメントがあったのですが、大学の演習でも前回ご紹介した青山のエピソードスケッチと同様、自分で自分の教材を作り出していくというやり方に、新しいデザイン教育もしくは教育デザインのヒントがある気がしています。一見、このやり方は手抜きに見えますし、決まり切った質問項目で埋められている学生への授業アンケートでは、良い結果を得られないかもしれませんが、大切なものをその中に孕んでいることを今回も感じることができました。
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