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デザインリポート
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第17回
マンガフェースを英会話教室の教材としてデザインしてみる

 update 2006.08.30

リポート : 笠尾敦司 / 東京工芸大学 准教授 







日本人が身につけたいコミュニケーションツールとして最も人気があるのが英会話であることは、皆さんご存知の通りです。ところで、「マンガフェース」は私と出会った人とのコミュニケーションを視覚化した作品といえます。ですから、この二つは何かしらの接点があるはずだと思い、マンガフェースを今回は英会話学校の教材としてデザインしてみました。協力して頂いたのはトークアベニューという英会話学校。新宿西口からJR沿いに歩き、青梅街道を越えてさらに少し歩いたところにあります。

この学校のオーナーは堀江さんという女性で、この人自身がコミュニケーションの達人です。私は、人と人とを上手くつなげてその場や生活を楽しく変えていける人を「触媒人間」と呼んでいますが、この人はまさにその名にふさわしい人です。デザイナーやコーディネーターと呼ばれている人には、さも人間触媒のような顔をしながら、自分ばかりを売り込んでいる人がたくさんいますし、自分自身も何となくその雰囲気に飲まれてしまうことが多いので、彼女を見ていると反省させられます。

そんな堀江さんは英会話の学校に来ている生徒さんと上手く関わりながら、生徒さん同士を上手く紡いでいくので、教室の待合室は時には人生相談の場になったり、就職や進学の相談窓口になったり、ビジネスの商談スペースになったり、男女の出会いの場(出会い系と言うことではありません。念のため)になったりと、多様に形を変えるサロンになっています。英会話学校に入ったら全て日本語禁止という学校がありますが、そのようなところでは、決してこのようなサロンは生まれないでしょう。

つまり、英会話以前に、コミュニケーション・マインドが大切だということです。デザインするときにも、何故そのデザインが必要かという根本に戻らなくてはいけないのと同じですね。コミュニケーションが上手くなされれば、その人の人生に対して大きなプラスになり、そういう場は身の回りにたくさん転がっていると言うことに気づけば、当然そのチャンスを増やす英会話にも真剣になるはずです。
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