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実はこのサスティナブルダンスクラブは、自分にとってもちょっと馴染み深いものでした。それは、ステフ(Stef)さんとの出会いから始まりました。彼はEnviu(エンビーユウ)というサスティナブルビジネスに関するコンサル系の団体を運営しており、サスティナブルについてはロッテルダム屈指の専門家でもあります。Stefさんは、将来的にはサスティナブルというコンセプト自体が薄まっていくだろうと見ています。現時点ではサスティナブルという言葉がトレンディ、またはファッショナブルとして捉えられていますが、将来はすべての行為が自然にサスティナブルな事につながっている社会になっているだろう、と以前言っていた事が非常に印象に残ります。その一環として、ステフさんが長い期間携わってきたのが、このサスティナブルダンスクラブなのです。踊っていることがサスティナブルになってる、という事こそ彼が待ち望んでいる姿なのです。ステフさんに日本へのメッセージを聞いてみたところ、“踊りまくって、世界中をサスティナブルの時代へ切り開いていこう”と言われました。
2007年度には会社組織も立ち上げました。サスティナブルダンスクラブ社として、特許も取得しています。ここを仕切っているのが、ミシェル(Michel)さん。彼は以前Off_corsoというロッテルダム有数のディスコのオーナーでした。実は彼もTUデルフトの建築を卒業していますが、建物を造るりはライフスタイルについて関心が深い人物です。そういうこともあり、自分とはけっこう気があうように思います。このサスティナブルダンスクラブ社に関する情報も、彼にインタビューしたものです。彼に話を聞くと、いきなり最初に「自分たちの住んでいる社会をより良い場所にするために、この会社が存在しているのですよ」と言われました。 【 写真 11 】
サスティナブルダンスクラブ社の主な活動は3つあり、コンサルティング、製品開発、企画です。今ではヨーロッパはもとより、インド、シンガポール、ブラジル、アメリカ、オーストラリアなどなど世界中のクラブからひっきりなしに相談を受けている、との事です。このアイデアは世界中にどうやら確実に広がっていきそうです。
将来の目標として100%サスティナブルな環境でのクラブを目指していますが、現段階では時間と資金に限界があるため、目標値として周りの環境値に比べて30%サスティナブル、または効率性を高くすることを基本にしているそうです。ですから、踊るための床というアイデアだけではなく、総合的にサスティナブルを目指すことに意義があると考えています。
目標を聞くと、なんと「5年で50箇所に増やす」と自信満々でした。サスティナブルダンスクラブ社が実際のクラブを経営をしているわけではなく、クラブ経営者が彼らの主な顧客となります。採用基準としてはビジネスプラン(事業計画)の提出を義務付けている事や、サスティナブルダンスクラブ社によるチェックが毎年あるのだそうです。そうすることによってサスティナブル性を維持していく、という事です。
最後にミヒェさんに日本の皆様に向けてメッセージをお願いしたところ、2つ答えてくれました。1つ目は、サスティナブル性における日本のお国柄とその技術力について、かなり持ち上げてくれました。将来は日本の優れたデザイナーや企業とともに、サスティナブルダンスクラブ社で取り扱う商品開発をぜひ一緒にやってみたいとおっしゃってました。
2つ目は、水の結晶の専門家の江本勝さんに非常に興味を示していました。彼の提言している水の結晶形成の過程において音楽や環境、さらには精神状態や感情といった要素にも非常に敏感に反応するというアイデアが事実ならば、サスティナブルダンスクラブで使えたら非常に面白いと考えているようです。結晶を使うことでクラブの夜が盛り上がるならばとてもロマンチックで最高だとMicheさんは考えており、それは僕も同感です。
スティナブルダンスクラブが日本にも上陸する日も、そう遠い話ではないのかもしれませんね。
【主なリンク】
WATT
http://www.watt-rotterdam.nl
サスティナブルダンスクラブ社
http://www.sustainabledanceclub.com
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