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第45回
サスティナブルダンスクラブ

 update 2008.11.12

リポート : 田嶋正行 / デザイナー 




皆さん、こんにちは。今回はクラブのお話です。

皆さんは“サスティナブル”という言葉を、最近良く聞くと思います。この言葉は世界共通で使われており、ある地域だけの現象ではなくなっています。

オランダのロッテルダム市は、サスティナブル(持続可能)な社会の形成を市の方向性として強く望んでいます。政治・行政としての動きも盛んで、なぜかディスコ(クラブ)シーンにまでその補助金が回りだしています。このあたりはオランダのとてもユニークなところといえます。なぜ、ディスコがサスティナブルなのか。「サスティナブルダンスクラブ」というコンセプトを掲げて、それを初めて採用したクラブがロッテルダムにあるWATTです。今回のレポートはWATTを中心に、サスティナブルダンスクラブについてご紹介いたします。

そもそも、サスティナブルダンスクラブとなにか。皆さん、ディスコに行くと当然踊りますよね。その振動を、ピエゾの原理を基にして電気エネルギーに変換しよう、という発想です。音楽をやっている人はピエゾピックアップをご存知かもしれませんが、それと同じコンセプトです。ですから、サスティナブルダンスクラブで一番重要なのは床部分。みんなが激しく踊るほど、良い効果を生む、ということになります。

ただ、ここで発電される量が、ディスコで使う電気のすべてをまかなえるかというと、残念ながらそうはいきません。スピーカーは1,000ワットレベルの電気が必要ですが、現段階では到底及ばないのが実情で、一部分をまかなっている、という言い方が正確かも知れません。ある意味では、まだ実験段階ともいえます。

ただ、他の部分にも違った角度からも、サスティナブルやエコについて真面目に考えています。例えば、トイレの水はできるだけ雨水を使うとか、レストランで使われる食材はすべて有機栽培されたものを使うとか、照明器具はほとんどLEDを使うとか、リサイクルされた素材を使用するなどなど。

総合的に考えて、よりサスティナブルなディスコであるということを目指している、といえます。現段階では完璧ではなく、“サスティナブル”という概念をファショナブルでトレンディな感じに仕立ててみせる、という段階ともいえます。そういう風潮がここオランダに存在しているのは確かです。 【 写真 1 】

次ページに続く





WATT
【 1 】 WATT



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