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今年のロッテルダムは熱い。それは、ロッテルダム市が大々的に建築関係のイベントを後押ししているからです。また、今回は建築ビエンナーレも重なっていることもあり、さらに盛り上がりを見せております。今回はそれらを色々な角度からご紹介してみようと思います。
2007年 第3回建築ビエンナーレ
表舞台のきらびやかな衣装のようなイベントといえるでしょう。今年の会場はNAI(オランダ建築協会会館)ではなく、OMAデザインによるクンストハル美術館での開催。今回のテーマは「Power」、誤解を恐れずに端的にいえばトップ・ダウンで作られる建築がテーマです。お金、政治、宗教などの諸問題を踏まえたうえで、パワープレイヤー達が建築、都市を激しく動かし、それが私たちの生活に与えている影響を見せ付けています。
今回のビエンナーレは、(1)50年後にオランダがどのように変わっていくか、(2)世界の大都市がどのように「Power」の追い風を受けているのか、の2つに分けられます。私の印象では展示はそれなりに面白く感じましたが、会場が1階だけだったのでちょっと物足りなく思いました。また、内容についても、この業界でそれなりにアンテナをはっていると想像できる範囲での内容に終始しており、いい意味で期待を裏切るような展示に出会えなかったは少し残念です。 【 写真 1〜2 】
実は、今年の建築ビエンナーレは開催前にちょっとしたトラブルがありました。今回の「Power」というテーマとは裏腹なようですが、頼み綱の国からの補助金がカットされてしまい、財政的に逼迫した団体側はびっくり。最終的には民間と市によって支えられたようです。無事に第3回目が開催されたことは喜ばしい限りですが、裏事情を知っている人にとっては、この「Power」というテーマは皮肉に思えたかもしれません。
ちなみに、同時期にクンストハルの小さな展示場でひっそりと繰り広げられていたのが、オピウム(アヘン)についての展示。実は、この文化は非常に深いです。展示を見ると、「お偉いさん」から一般市民までの文化だったことが良く分かりました。自分にとってはこちらのほうが100倍興味を引く展示でした。 【 写真 3 】
ビエンナーレに話を戻すと、一番よかったと思っているのは会場のレイアウトです。丸で構成することで色々な角度で見つめることが可能で、空間的にも連続性が生まれていたため歩いていても楽しく思えました。第2回目の会場構成はがWest8のアードリアン氏でしたが、今回はベルラーヘ建築専門学校が担当しました。 【 写真 4〜6 】
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【 1 】 クンストハルの坂、入り口


【 2 】 オランダ会場の風景


【 3 】 オピウム(アヘン)についての展示
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