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■ Toile de jouyの魔法
Toile de jouyの魔法にかかり、魅力にとりつかれてしまった人々は、世界中に数え切れない程いるだろう。今は亡き、イギリスのインテリアデザイナー、John Fowler(1906−77)もその一人である。彼はテキスタイルのコレクターとしても有名であるが、上記パリの記録画として1816年にデザインされたToile de jouyの布も、自ら買い取って大切にしていたそうだ。
この装飾的なデザインは、勿論それだけに統一して部屋を飾るのも美しいが、他のあらゆる柄と組み合わせたとしても不思議と喧嘩をしないのが、広く愛されている理由のひとつでもあろう。いや、喧嘩しないどころか、合わせる柄によって雰囲気を自由に操る事さえできるのだ。
例えばよくみられるのが、チェック柄との組み合わせ。この写真はミュージアム内の寝具装 【 写真 17 】 。この組み合わせは、素朴で温かい雰囲気を作り出す事から、フレンチカントリースタイルのインテリアなどに用いられる事が多い。
写真のような豪華な天蓋でなくても、ベッドカバーやクッションの表がToile de jouy柄、裏がブロックチェックという組み合わせは、様々なインテリアショップでよく見かけるものである。
また、チェック柄との組み合わせが素朴な雰囲気を作り出すとしたら、ストライプ柄との組み合わせはむしろ、少しかしこまった、正統的でフォーマルな雰囲気を作り出す組み合わせと言えるだろう。 【 写真 18〜19 】

【 18 】 ストライプとの組み合わせ |
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【 19 】 ストライプとの組み合わせ
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少しサイケデリックな感じにだってできる。ショッキングピンクとの組み合わせ、そして豹柄の絨毯に合わせられたToile de jouyは、その上品さを失わないままで、なんと斬新に変化した事か。 【 写真 20 】
アートスクールに通うデザイナーの卵たちは、古くからのこのデザインを、自分たちの手で再び再現しようと試みる 【 写真 21 】 。
こうして出来たテキスタイルからは、また新しい形の製品が生まれるに違いない。
品高き洗練と華やかさの上に、あらゆる試みさえも受け入れてしまえるToile de jouy、これぞ、魔法の魅力を持つテキスタイルデザイン。
まだ一度もお目にされた事のない方は、どうぞインテリア洋書等に細かく注意を向けてみて欲しい。おそらくどこかで、Toile de jouyに出会えるはずだろう。
もしかすると、同じくToile de jouyの魔法にかかった、マリーアントワネットの気分にさえもなれるかもしれない?!
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【 17 】 ブロックチェックとの組み合わせ


【 20 】 サイケなToile de jouy


【 21 】 デザイナーの卵の試み
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